MAZDA6
CX-5と同様に2.5Lガソリンか、2.2Lディーゼルあるいは2.5Lガソリンターボの選択が、クルマのバランスを考えると自然だ。2.5LガソリンはLパケのみの365万円、同じく2.5Lガソリンターボはブラックトーンエディションが388万円でガソリンモデルはなかなか敷居が高い。乗り出し総額は400万円を大きく超えてくるわけで、この金額なら買えるクルマはかなり広範に及ぶ。アウディS4やアルファロメオジュリアQVといった高性能サルーンも中古で程度の良いものが手に入る価格帯だ。「MAZDAワールド」の入り口を考えると、ガソリンモデルはコスパが良いとは言い切れない。「25Sプロアクティブ」みたいなグレードがCX-5と同じくらいの価格帯で販売されていれば、もっと人気が出たかもしれない。
ディーゼルを売るためのクルマ!?
アテンザと呼ばれていた時代からMAZDAはディーゼルの拡販にこのモデルを捧げていた。MTが欲しいユーザーは全てディーゼルに誘導しているし、クルマ好きには広く知られているけども、走りはかなり痛快で、グランドツーリングセダンに相応しいような背中を押されるような加速が楽しめる。XDプロアクティブはAT版が350万円、MT版が356万円。この価格ならば、オンリーワンの魅力を発揮している。フラッグシップセダンなのだからLパケやSパケを選びたいという声もあるだろう。北米市場ではこのグレードでMAZDAの「プレミアムブランド化」を予告する戦略的な意味合いを持っていたのだが、ラストイヤーはアメリカには導入されず撤退だそうだ。初代&2代目アテンザが世界を賑わせた名車だったこともあり、後継モデルの難しさがあったかもしれない。
BBS
手作り少量生産でコンセプトカーそのものを3000~5000万円で売り出すビジネスモデルもマツダさん、やってくれないかなあ。