MAZDA3
第七世代の先陣を切って導入され、スタイルからもエンジンからも「妥協なきクルマ作り」を感じさせる。「最善か?無か?」を掲げる外国ブランドがあるけど、それを体現するのは日本のMAZDAだと名乗りを挙げた。ゴリゴリの乗り味は全て覚悟の上での選択であるし、後席の居住性やスペースが犠牲になっていることも承知の上。初めて「スカイアクティブX」が搭載されるモデルだからこそ、古典的なグランドツアラー然とした、小さな4シーターボデー。リーマンショックの嵐の中で短命に消えた「アルファロメオ・ブレラ」のスピリッツを蘇らせるのが、欧州市場に挑み続けた日本メーカーとしての宿命だと判断したのだろう。もうあの美しいブレラは製造されていないのだから、営業妨害でもなんでもないわけで・・・。
スカイX一択
MAZDA3セダンのボデーは、誰の目にもヤリ過ぎたハッチバックとのバランスを取るためにコンサバ志向が強い。この2タイプの選択に好き嫌いはあるだろうが「MAZDAワールド」を感じたいならば、ハッチバックのスカイアクティブX搭載モデルの一択になりそう。「Xプロアクティブ」で319万円(AT/MT同価格)となる。これがコアなMAZDAにおいては、最もお手軽なモデルということになる。本体価格で300万円を軽く超えてくるラインを無意識に越せさせることが、今後のさらなるブランド戦略の深化において絶対に必要になってくるのだろう。CX-30に関しても同様で、「Xプロアクティブ」で329万円。MAZDA3の同グレードとの価格差はわずか10万円。本体価格300万円を20万円ほど越えればもう細かい価格はあまりどーでもいいのかもしれない。狙った客単価が出すことが大事だ。トヨタより50〜100万円ほど高い「ブランド単価」を目指しているようだ。
BBS
手作り少量生産でコンセプトカーそのものを3000~5000万円で売り出すビジネスモデルもマツダさん、やってくれないかなあ。