ハイエンドの使い道・・・
オリンピック競技でも使われる競技機材のロードバイクやマウンテンバイクはライトなホビーユーザーにはやや高価であるし、走る場所やスタイルがかなり限定される。ハイエンドのロードバイクだと、街をブラブラするにも目立ち過ぎるし、常に盗難のリスクがつきまとうから駐輪など安易にできない。歩道を走っていたら変な目で見られる。段差や砂利道なんかも走りづらいし、キズやクラックが気になってしまう。マウンテンバイクは装備がゴツいし、ドロドロに汚れているイメージもあってやはりオシャレな街乗りサイクリング車には適さない。これはロードスターやランクルにも同じことが言える。
稀少性が・・・
より日常的で使い勝手の良い「クロスバイク」だけど、あまりに裾野が広過ぎて学生からお年寄りまで幅広く利用されており、ホビーサイクリストが乗るにはちょっと物足りない気もする。用途も幅広く、コスパもいいけど、希少性がないので、こだわりのあるユーザーからは全く相手にされてこなかった。アクア、オーラ、シビック、ゴルフも、「これまでは」どこかそんな立ち位置にあった感じがする。ユーザーに高齢者が多いのは、他のクルマにも言えることだけども、2000年以降のモジュラー時代になってから、特にこの手の大手メーカーの市民カーは「ホビー・ドライバー」に相手にされない傾向がある。