クルマ社会の評価
下田まで行って来た。三島や沼津では東京と走っているクルマはそこまで変わらないが、半島南端ともなると地元のクルマは軽自動車が多くなる。軽自動車も小型車もミニバンも同じようにCVTをウインウイン言わせて走っている。南房総市と同じく鉄道利用者は限りなく少なく、東京から手軽に行ける場所でリアルなクルマ社会が見られる。CVT車を「生活感が滲み出たクルマ」と言ってしまうのはやや短絡的かもしれないが、CVTを使わない輸入車が日本市場でほとんど売れない理由がわかる気がする。
下田で見た景色
はるばる県境を越えたり、箱根に登ったりしなければ、660ccエンジンにCVTの組み合わせは「洗練されたパッケージ」だと言える。しかも素晴らしい「減税」処置が施されている。黄色ナンバーが恥ずかしいなんて思う必要はない。南房総や下田に拠点を構えたら軽自動車を足としてぜひ使いたいと思う。下田の郊外に須崎半島というのどかな場所がある。500円の有料駐車場に停めたら、あとは好きなだけ海辺の時間を堪能できる。平日なので閑散としていたが、さりげなく911の先客がいる。クルマに存在感があると、あまり人がいない何気ないところに足を運んでみたくなる。