本題
スポーティなクルマは700万円からみたいな風潮を感じるけど、それはサーキット走行を趣味とする人々向けのクルマの話だ。「エンデュランス」というカテゴリーを十分に認識することが持続可能なカーライフにとっては大事なことだと思う。「エンデュランス」に楽しむクルマをブランド全体でずっと意識してきたのがホンダとMAZDAだ。スイスポ、アルトワークス、マーチNISMOなど他のメーカーにも素晴らしい企画があるけども、ホンダとMAZDAは多くのモデルを今もスポーティさで売っている。そして良くも悪くも「エンデュランス」なGTカーにイメージが固まっている。私もそうだけど、ホンダやMAZDAならどのクルマでも興味があるって人は多いと思う。
日本市場の難しさ
ホンダとMAZDAに関しては、以前から「ファンが重荷になってる」・・・と指摘する人もいる。スポーティが当然のように期待されているブランドは総合自動車メーカーとしての舵取りが難しい。CVCCやロータリーなど「エンジン屋」のイメージを変えるのは難しいようで、ステップワゴンやビアンテなどトヨタのフィールドで戦うモデルは最初からかなりのハンデを背負っている。同じようにBセグメントのMAZDA2やフィットも日本市場でどう売るかなんてもう「無理ゲー」なわけで、コンパクトカーだけど2モーター・ハイブリッドやディーゼル載せてしまおうという無茶を始める(もっと評価されて良さそうだが・・・)。