SUVだけで得た評価
トヨタのSUVラインナップはRAV4が4600mm、カローラクロスが4490mm、C-HRが4390mm、ヤリスクロスが4180mm、ライズが3995mmの5台ほどがVWの3SUVの競合モデルとなる。他にもハリアーがある。C-HR(2016年)が最初に投入されてから最新鋭のカローラクロス(2021年)までトヨタの評価は上がり続けた。C-HRが出る前は、ロードカーとしてVWやMAZDAのライバルにはならないと思っていたが、TNGAの導入以降のモデルは、MAZDAユーザーやVWユーザーが試乗すればただならぬ空気を感じた・・・「同じ匂いがする」。
これがトヨタ車なのか!?
ヤリスクロスの最上級グレード「Z」は、目隠しして乗ればトヨタとはとてもわからない「ハードコア」な乗り味だったけど、これが予想外に大人気になっている。10年前のトヨタとは全く方針が違う。フロアは揺れるし、決して静かな車内でもないのだけど、10年前とはシートの質が大きく違うからだろうか、「安普請」な乗り味と切って捨てるにはどこか惜しい。10年前のヴィッツやパッソはエンジン、アクセル、ハンドリングなどのピーキーな動きを抑えて、よく「各部にフェルトが詰まっている」とか言われていたっけ。