SUV選びは面白い
「SUVブームなんかさっさと終わればいい」・・・なんて人も少なくないだろうけど、VW、MAZDA、トヨタはなかなか面白い競合いをみせている。CX-8、MX-30、ハリアーも含めれば、3ブランドで14台ものSUVを比較的に手頃な価格で選ぶことができる。パワーユニットも豊富で、サイズ、重量、エンジン出力の組み合わせも多岐に富んでいて、選ぶ人それぞれに最適解があるだろう。クルマ選びは価格だけで全てが決まらないのは当たり前だけど、他のボデータイプより比べる要素が多い。
トヨタを買うならSUVだな・・・
トヨタの販売現場もそれがよくわかっているようで、ヤリスクロスの試乗車が18インチでなかなかのゴリゴリなのに対して、カローラツーリングは17インチのグレードに16インチを履かせてゆったりとした乗り味を表現していたりする。気づいて指摘したら販売員の人がアタフタしていたが・・・。SUVならば穏やかな乗り味だろうと想像している客が、18インチのヤリスクロスに試乗すれば「何これすごいじゃん」ってなる。CX-5に乗れば、こんなにSUVって運動神経いいの!?ってなるし、なんでこんなに静かなの!?ってなる。そりゃ売れるよ。T-ROCもT-CROSSも既存のイメージを裏切って新しい客を獲得しているのだろう。ちなみにT-ROCをボロクソに書いているのは下の2冊。