日本市場にない3台
上記のプレミアムブランドの7台以外に、メインストリームブランドからシュコダ・コディアク、セアト・タラッコ、キア・ソレントの3台が食い込んでいる。欧州ブランド車が9台を占める中に韓国ブランド車が1台選ばれて大金星を挙げている。コディアクとタラッコは同じVWグループの兄弟車で共に3列シートを備えて全長4.7m程度に収めている。搭載エンジンは200psの2Lディーゼルと280psの2Lガソリンターボが採用されていて、どことなくCX-8のディーゼルやガソリンターボに近い設計なので、走行性能への妥協はない良い走りをするのだろう。
ユニットの充実ぶり
MAZDAが技術提供してきたキアのソレントが欧州の壁を破っている。4.7m級のボデーに268psのPHEV、2Lディーゼル、自社製ハイブリッドの3本立てで、そでもハイスペックで個性あるユニットだと思われる。これだけ動力性能が担保されたSUVが争っている「ファミリーSUV」は、日本メーカーにとっては、国内市場とあまり互換性がないハイスペックユニットはあまり得意ではないフィールドだ。