来年のMAZDA車の価格は!?
全く予想もできないことだけど、MAZDA車がいきなり人気爆発して、来年にはCX-60の中古車が1000万円くらいになっているかもしれない。インテRが1000万円越えなのだから、同じように手が込んで作られているCX-60がもっともっと評価されてもおかしくはない(供給量は全く違うけど)。ランクル、フェアレディZ、シビックtypeRと本体価格は変わらない。ちょっと供給不足になれば・・・。
2012年に初代がデビューしたCX-5はおそらくMAZDAの予想を大きく上回るペースで売れた。発売から2〜3年で年産40万台を突破する規模になるとは想像してなかっただろう。それでもアクセラをベースにしたシャシー構造だったこともあり、CX-5が無いならば他社の同クラスSUVを買えば良かった。一定の指名買いはあっただろうけど、プレミア価格になるには設計が平凡過ぎた。
MAZDAの挑戦
自然吸気エンジンにトルコンATを組み合わせたSUVとなれば、MAZDAで買うしかないわけだけど、そんなマニアックな指名買いをするのは、熱心なMAZDAファンくらいだろう。多少のこだわりこそあるが、CX-5は日本市場においては「汎用モデル」の域を出ない。それはMAZDAもわかっていてコスパは抜群に良いまま現在に至っている。その状況をCX-60では変えようとしている。
日本市場よりも世界市場で多くの台数が売れている。決して背伸びはしないけどマニアの気持ちをくすぐるような作り込みが得意。この条件を満たす日本メーカーは、バブル以降も業界再編の波に飲み込まれることなく存続していることが多い。この条件を満たしていて、しばしばMAZDAに例えられるのが、日本の機械式時計マニュファクチュールの「オリエント」だ。