クルマの価格は・・・
10年くらい前ならば、ちょっと背伸びすればポルシェを新車で買うことも出来そうな気がした。500万円台でボクスターかケイマン、あるいはBMW1シリーズクーペ(直6搭載)が売られていた。300万円も払えばフェアレディZ、RX-8、ランエボが買えた時代だから、決して安いとは思わなかったけど。
当時とは物価が違うとはいえ、新車価格の上昇は消費者物価指数の伸びを遥かに超えていて、ほぼほぼ日経225平均株価に近い値動きだったと言える。中古車価格もだいぶ上がったようだ。10年前には近所の賃貸アパートの駐車場にきれいなFD2インテグラtypeRが置かれていた。いつしか無くなっていたが、中古車市場では1000万円を超えるものまであるらしい。まさに自動車に関しては狂乱物価だ。
株価と連動するもの
「嗜好品バブル」とでも言うべきか、クルマと同じくウイスキー価格もかなり変動している。ウイスキーが好きで、毎年の誕生日には「ボウモア12年」、クリスマスには「バランタイン17年」、正月には「フォアローゼズ・プラチナ」を開けている。いずれも極上の旨さの名品で、ありがたいことに今のところこれらは供給価格も比較的に安定している。
しかし「マッカラン」「タリスカー」「山崎」「白州」「響」といった銘柄は、フルボトル(700ml)で1万円以上から数万円の価格が付けられている。10年前ならば大手スーパーで4000円くらいの定価で買えた。上記の3本もいつ何時に入手不可能になるかもしれないから1ダースくらい買い置きをしておくべきか!?