盛大なる「詐欺」設計
MAZDAに勤めてきたのだから歴史に残る名車を作りたい。そんな野望を押し隠して、大手メーカーが後ろ向きな縦置きシャシーを、目一杯に「高品質なインテリア」「良好な燃費」に振った設計で、日本市場のマスユーザーに高級ファミリーカーとして訴求できるパッケージに仕上げた。エクステリアも予想より穏やかで「品の良い高級車」といった風情だ。
言葉は悪いかもしれないが、製品化を決定する執行役員と、新時代の高級ファミリーカーを期待する自動車ユーザーの目を欺く設計やプロモーションに徹したことで、他社の総合自動車メーカーでは開発が不可能と思われるクルマが完成した。クルマが好きで、CX-60の設計の特殊性を理解している人ならば、このクルマを世に出す為ならばなんでもするという、企画・開発者の怖いまでの執念をひしひしと感じることだろう。
見た目の中身のギャップ
元々MAZDA車に乗っていた、あるいは未経験だけどMAZDAにハマる属性があったユーザーの中には、CX-60が最高の相棒で、作ってくれたメーカーにただただ感謝という人もかなり多いだろう。「MAZDAのクルマは3%のシェアを狙った特殊設計」と宣言しているだけあって、その中毒性はポルシェ、BMW、アルファロメオ、ホンダ、スバルと比べても全く引けを取らない。
最終的なフィールの部分が王道の高級ブランドであるメルセデスやレクサスとは、かなり違ってスポーティな仕上げだけども、インテリアやシートの質感など、高級ファミリーカーを求めるユーザーを惹きつける部分では王道ブランドを食ってしまうほど完成度が高い。価格もギリギリまで抑えたのだから、多少フィールが違ったくらいで文句言ってくるな!!とメーカーは思っていることだろう。
新井雅司
CX-60と80
日本でも成功して欲しい。
某ひでぽんチャンネルでも
問題点が多いようです。
私はCX-60を試乗して
人も荷物も載せられるロードスター
って思ったのですが
運転が楽しいクルマに仕上げて
もらいたいです。
wpmaster
良くも悪くも「MAZDAが作る意味」を十分に示したオンリーワンなので、CX-60は歴史的名車だと思います。
ひでぽんはチューナーなので営業トークはわかりますが、少なからず風評被害はありそうです。
しかしMAZDAのガチユーザーは、短絡的なネガキャンを経験と知識で余裕で跳ね返せるはず。
SS
マツダによるリコール対策やサービスキャンペーン、SNSでの情報収集によるキャッチアップ等々が進められているのもあって、CX-60の4月以降の販売台数は日本・欧州・豪州含めて増加傾向にあります。
wpmaster様が仰るような、某チューナーやPV稼ぎ目的のYouTuberのネガキャンは真に受けない方が良いです。
御自身で試乗して体感されるのが最良の判断です。