BMWは輸入車でナンバー１だ！！
日本でその独特の立ち位置が理解されにくくなっているのか、徐々に販売台数が低下気味のビーエムダブリュー。2007年くらいにアメリカやドイツでは先代よりも販売台数を落としていたE90系を東アジアで売るために、「残価設定ローン」の導入を駆使して日本での販売を伸ばしたが、・・・これが少々売れ過ぎてしまったようで。その結果やや大衆化したという意見もあるのだけど、今でも街中で独特の存在感を放っていると思いますよー。セレブ願望が強い人々からはBMWはすでに「対象外」にされちゃっているかもしれないですけど、だからといってマセラティやベントレーってのは、なかなか「インスタ虚構」の中で生きる人が維持するのは大変なはず。身の丈で欧州自動車文化の「上質」さを味わいたいならやっぱりビーエムだと思う。アストンマーティンやマセラティがBMWより上ってことはないから・・・。
心が病まないBMWとは！？
SNSやインスタグラムが社会の深層にまで一気に浸透したせいもあるのだろうけど、日本だけでなくアメリカ、欧州、カナダ、オーストラリアなどでのビーエムの売り上げは年々苦しくなっている(インスタ映えがちょっと・・・)。それでもグローバルでの過去最高の販売維持しています。どこで売れているのか！？とりあえずGDPトップ15のうちでは中国、インド、ブラジル、韓国だけという状況ではあるが・・・。これを知って「BMWはオワコン！！」と騒ぐヤツは愚か者だ。G７とかいう貧乏くさい老大国ではもはや「ビーエムの価値を素直に受容する」余裕がなくなりつつある・・・ってのが実際のところだと思う。
BMWを選ぶ国
カタール、シンガポール、エストニア、インド、マレーシア、ベトナム、タイなどの『優良』な新興国市場ではビーエムはメルセデスと並んで成長を遂げている。カタールやシンガポールは国民一人辺りの平均年収が、東京都港区の「世帯年収」の平均を大きく上回っているのだから、それこそマセラティやベントレーになると思うのですが、とても賢い彼らは堅実にビーエムを選んでいる。まあ・・・1600円の激安ランチが自慢の港区南青山とは民度が全然違う！？ちなみに1600円じゃのノルウェーのレストランでは何も出てこないが・・・。
SNSは楽しく見るものだ・・・
日本、アメリカ、欧州など他人のSNS見て心が病む人が多い社会ってどーなんだろ。個人個人の想像力が悲しいくらいに欠如していると言わざるを得ない・・・。まともに考えればガチの金持ちは税務署が怖いからフツーはSNSとかやらないもんだ(軽自動車とか乗ってる)。警察官・都道府県/市町村職員・税務署員を全員殺したい！！って思うくらいに頑張ってきた人なら、とりあえずSNSなんかには絶対に近寄らないし、怖くて気が気じゃない。ZOZOの社長みたいに社会への影響力を極大化したい有名人だったり芸能人などは、SNSを戦略的に使うこともあるだろう(自爆気味にも見えるけど)。そもそも今の世の中でそんなに人を羨ましく思うことなんて多くはない。ここ数年で羨ましいと思ったのは堀北真紀と結婚した山本とかいう俳優くらいじゃないだろうか！？スゴイ求愛をしたとか書かれてたけども、今の時代には貴重なレベルの「羨ましさ」ゆえに、その奇怪に見えるストーカー行動を人生を賭けて行った決断は素晴らしいんじゃないの！？(ストーカーを肯定している訳ではありません！！)
勉強しろ！！
SNS見て心が病む人は、そもそも世間一般での「物価」ってものがわかっていない。東京ドームを貸し切ったり、アマンのヴィラに泊まったり、ニューヨークや香港に旅行、タワーマンションの最上階にかかるコスト感覚がないのだと思う。ほぼどれも時給1400円のコンビニアルバイトでも多少無理すれば実現できる金額で済むってことがわかっていないから「羨ましい」と思うのだろう(国分寺に出来たばかりのタワマンの上層階の家賃は10万円台だぞ！！フリーター共働きカップルなら十分賃貸可能なレベル)。中古車ディーラーやブランドショップを経営している人は、扱っている商品にいちいち羨ましいとは感じない。それはなぜか！？もちろん「コスト」が完全にわかってしまっているから。
羨ましいから始まるのは危険
もう何年もクルマのブログを書いていて、いろいろなコメントを貰うが「羨ましい」という気持ちをクルマに対して抱いている人が結構いる。「輸入車買えないだけだろ！！」とか書かれることはしょっちゅうある。この人は輸入車を「羨ましい」と思っているんだろう・・・もうそれだけで途方もない『距離』を感じてしまう(次元が違うくらいのバカ！？)。クルマに詳しければコスト感覚も当然に身につくし、カリスマ自動車ライターである福野さんも「羨ましい」と思うクルマはほとんどないと書いている。あれだけ詳しければ当然のことだと思う。メルセデスだったらかつて存在した「CL」というSクラスノクーペ版だけは羨ましいと書いていた。２ドアのメルセデスはもちろん社用車ではないからってことなんだろうけど。
想像力がないから騙される
ブログを書き始めた当初から、追求しているのは「機能性でナンバー１になるのはどのクルマなのか！？」ってことだけ。一定水準のサイズのクルマをグローバルで売っているメーカーをそれぞれ吟味して、あれこれ比較した結果として、メルセデスより断然にマツダじゃね！？とか書いていたわけですが、そんなゴチャゴチャした論理は「羨ましい族」の人々にとっては本当にどーでもいいことみたいで、全く予想外の感想をもらうことがしばしばある。時には、考えるフィールドが違うし、クルマをカテゴライズするセンスも知性も全く違うんだから、バカは絡んでくるんじゃねー！！と失礼極まるレスを何度か書いたこともある・・・その羨ましい感覚を全く共有できません！！ごめんなさい！！ そして実際に俺のブログを読んで、思うところがあってBMWに乗るのをやめたって人もそれなりにいるらしいんですわ。いやそーじゃないんだ！！俺が言いたいのは・・・。
ロスリン製のBMWに何か不都合があるのか！？
他人のSNS見て病んでしまう人も、俺のブログを読んでBMWへの「憧れ」を失ってしまう人も、ほぼほぼ同じ人種なのかもしれない。南アフリカのロスリン製造だっていいじゃん。中国で内装を手がけていたっていいじゃん。韓国製コンチネンタルを履いていたっていいじゃん。ミッション一つまともに作れないメーカーだっていいじゃん。・・・と俺は思う。けどそういう事実を知ってしまってBMWへの想いを無くしてしまう人もいるようだ。悪いけど俺は罪悪感はない。全ては「勘違い」していた人々の心の問題だ。強い「憧れ」から始まる出来事にはそーいうのってありがちだ。全ての幻想はコスト感覚の前には吹っ飛んでしまう。アイドルにストーカーして逮捕されちゃう人は、どこまでいっても女性に対する「コスト感覚」が身につかないままだった！？・・・これはとても危険なことだと思う。ブランド品やアイドルに憧れて、他人のSNS見て心が病む・・・彼らにとっては現代社会は確かに地獄だ。
闇は深い・・・
レクサス、メルセデス、アウディ、BMW、ジャガー、アルファロメオ、ボルボなどはまだまだ「憧れ」で購入する人が多いブランドだと思う。マツダ、スバル、ホンダはもっぱら「コスト感覚」で選んでいる人が買うブランドだ。全てのブランドが「コスト感覚」前提で選ばれるべきだ！！なんて言うつもりはない。ただしBMWのように「憧れ」バブルが弾けてしまったブランドは、今こそ「コスト感覚」で値踏みしてあげればいいんじゃないだろうか！？ 結局のところ、俺のブログにBMWに「憧れてきた」人々からイカれたコメントが殺到していたけども、それのどの一つにも現実のBMWの美点を熱く語るものがなかったことには本当にガッカリした。
カッコ悪いオッサンになりたくない
もう５年以上MAZDA専門のブログを書き続けているけど、まだまだMAZDAの魅力は全然伝えきれていないと思う。このブランドには知れば知るほどにとんでもなく凄いエピソードがたくさん出てくる。そもそも作っている人々が事あるごとに平気で「世界でナンバー１のクルマを作ろう！！」とか言っていて、当たり前のように50年に渡って専用設計のスポーツカーを作り続けている。そしてそれは乗用車ブランドではポルシェ、ジャガー、MAZDAだけの話だ。もちろんBMWにだって輝かしいエピソードはたくさんある。しかし「憧れ」で頭がいっぱいの人はなぜかそんなことに興味がない。自分から「コスト感覚」を磨こうとはしない。そんなゴミクズみたいなオッサンたちばっかりの日本って国がとことん嫌だ。そんな「憧れ」で生きてるオッサンってすげーカッコ悪いと思う。
BMWのポスト世代ユーザーに幸あれ
MAZDAがひと段落したら、今度はBMWを語ってみようかな・・・なんて密かに考えている。「コスト感覚」全開BMWを選んだらどのモデルになるんだろうか！？M５は良いクルマに決まってる。３シリーズかX１だろうか。最近ではマグナ＝ゲトラグ製のDCTが使われてつつある。ZF製ミッションでは個性が出ないだろうから、このDCTを搭載したモデルにしてみようかな。横置きだけでなく縦置きもDCTのグレードがあるといいが。なぜビーエムに乗るのか！？の答えが「カッコいいから」「憧れだから」「名前がかっこいい」・・・しか出てこない連中とはクルマの見方が全然違う。でも仕方ないよな・・・日本ではBMWの美点をまともに語れるプロの自動車評論家がほとんどいないわけだから。だから俺が教えてあげよう・・・なんて偉そうなこと言ってはいけないですね。
↓BMW憧れ族が、コスト感覚に生きる日本車ユーザーに喧嘩売ると・・・こんな悲しい結末を迎える。
「BMW320d 『エンジン屋の名が泣いている』」
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