ユーザーを熱狂させるクルマ
大手ポータルサイトと提携している自動車メディアで、それぞれの自動車ユーザーのコメントが見られる。10年くらい前はホンダ車の全モデルに誹謗中傷を繰り返す頭のおかしな自称・大学教授だったり、日本メーカー車への極端な批判が多かったが、最近ではメディア自体が悪質な書き込みを監視をしているようで極端にクレイジーなコメントは減っている(その代わりに意味をなさない下らないものもかなり多いが・・・)。その中である種のドライビング的な熱狂を生んでいるであろうモデルが、VWゴルフ、MAZDA3、カローラスポーツ、ヤリス、スイスポ といったところ。クルマとしての機能性に大きな制約があるスポーツカーではなく、日常的に使えてドライビングも楽しめて価格的にも許容範囲のホットハッチの人気が高い。
ハッチバックの旬!?
トヨタが20年前にカローラをベースにしたハッチバックとして、カローラランクス / アレックスに2ZZ-GEを積み、それをさらにブレイドへと発展させ、2.4L及び3.5Lを搭載して走りを追求した。今思えばどれも贅沢すぎる「スーパーホットハッチ」だけども、リーマンショックとエコカーブームに掻き消されてしまった。市場環境が整わなかった(ユーザーがトヨタに追いつけなかった)という不利が残念だけども、その時に蒔いたタネが着実に結実しつつあるようだ。90年代のシビック、パルサーの伝統もホンダや日産ではタイプRやNISMOとして継承されている。