隙がない
日本市場のちょっと余裕がある人に指名買いしてもらえるブランドを目指すMAZDA。今後の商品展開を考えると、MAZDA6とMAZDA2はEV化がセオリーかもしれない。すでにロータリーエクステンダーを備えたEVユニットが開発済みだそうで、MX-30以外にも広く搭載されるのだろう。第7世代の上下2つのシャシーのどちらにもEVユニットが用意される一方で、それ以外に既存のエンジン3種(G・D・X)は、まだまだ当分は勝負できそうな「ディーゼルSUV」と「ホットハッチ」で使いやすい性質のユニットに仕上げていくのだろう。これだけ見ると無駄も隙もない盤石の体制が整いつつある。コロナとか米大統領選挙とか色々な状況はあるけど、市場環境によっぽどの激変がなければ・・・。
中国向けラグジュアリー・・・
BMWやアウディなども日本市場にやってくるモデルを見る限りはMAZDAと同じような輪郭(ラインナップ構成)を持ち始めている。しかしこれらのブランドは、中国市場向けに新たに追加したフルサイズ&ラグジュアリーSUVを日本市場でも必死で売ろうとしている。中国の金持ちが喜びそうなクルマを「定番の高級車」として日本でゴリ押ししても・・・日本人は貧乏ですし(公用車に文句つけたくなるくらいに)。中国向けラグジュアリーへの投資はあまり賢いお金の使い方には見えない。わざわざ日本で中国の成金のマネをしたがる人がどれくらいいるのか!?すでにランボルギーニが行き渡っている状況でドイツブランドに出番があるとは思えない。