オンリーワン
MAZDAに乗っている人に「なんでMAZDAなの!?」って訊いてみるまでもなく、ブログやユーチューブで様々なユーザーがその想いを語っている。とりあえず「クルマなんてなんでもいいよ」と言う人の割合は、他の日本メーカーと比べて低い水準にはあるはず。そんなMAZDAだけど、このモデルが最強です!!って感じの「飛び道具」的なマシンが少なくなっている。現行モデルが開発されてきた第六世代、第七世代においては、前者は2.2Lディーゼルターボ、後者はスカイアクティブXが看板エンジンではあり、どちらも6速MTに組み合わせるユニットでコアなユーザーの要望になんとか応えている。
MAZDAの強さ
ディーゼルとMTの組み合わせや、スカイアクティブXのような新機軸エンジンは他社では選ぶことができないので、もうそれだけで濃密でオンリーワンな価値があるのだけど、そんな「絶対的基準」のみをクルマ選びをするならば、スバル、ポルシェ、BMWにもオンリーワンは存在する。MAZDA車だけが持つ「個性的設計」は確かに魅力的なのだけど、やはりこのメーカーが現在まで生き残ってきた原動力は、確かな技術力とフィーリングで「相対的優位性」を築き上げてきたからでもある。本当にオンリーワンだけで輝けるのであれば、コスモスポーツとRX-7とユーノスコスモとロードスターだけを作っていればいい。