アルファードがベンツより高級になる
社会の変化に対応して、ファミリーカーの価格はこれまでになかったように「階層化」が進みそうだ。レクサス版のスライドドア車・レクサスLMがアジア市場で大注目されていて、ベース車のトヨタ・アルファードも東南アジアでは1000万円超えの価格で販売されているが飛ぶように売れている。アジア市場ではミニバンが、北米市場ではピックアップトラック、大型SUV、ミニバンなど「ファミリーカー」の高級化は確実に進んでいる。この状況はMAZDAにとっては歓迎すべきなのだろうか!?FRシャシーに直6エンジンを組み合わせてボデーの大型化にも対応する方向性は間違っていなそうだ。これを日本市場で660万円という価格で売る勇気があるかどうか・・・。
MAZDAもファミリーカーで勝負!?
2012年までの第五世代、2012年以降の第六世代、そして2019年に始まった第七世代だけども、RX-8、2LのショートストロークMZRエンジンを搭載したNCロードスター、同じく2Lの MZRを楽しめるGHアテンザ、BM/BYアクセラ、そして同じエンジンでスライドドアのプレマシーまで作ってしまう破天荒ぶり。何度も書いているけど、この2LのMZRはイギリスのスポーツカーにこぞって使われる逸材だ。ジネッタ、ラディカル、ゼノス、ケータハムといったゴリゴリのスポーツカービルダーにMZRが採用されている。ケータハムにはスズキの660ccエンジンだったり、モーガンにはBMW製2Lターボ、そしてロータスはトヨタ製エンジンを採用しているが・・・MAZDA(フォード)が圧倒的に人気だ。そりゃNCロードスターに搭載されたエンジンなのだから当然だけどさ。