平凡過ぎたクルマが今では・・・
1.5L自然吸気エンジンのCセグハッチバックは、平均的なスペックの乗用車で、免許取ってすぐに乗るクルマというイメージが強かった。シビック、カローラ、サニー、ファミリア、インプレッサどれも運転しやすいのだけど、あまりに平凡な選択で、街中で被るなど色々と気になることがあり、あまり欲しいと思ったことはなかった。
MAZDAは好きだけど、ファミリア、アクセラ、MAZDA3は・・・最初から食わず嫌いをしていた。スカイXが搭載された現行モデルはちょっと興味はあったものの、ベースモデルはカーシェアでも広く使われているモデルなので、「マイカー」としての所有欲はあまり満たされないだろうな・・・という予感はずっとあった。ディーラーで展示されているモデルをちょっと見ても、ドアの軽さで案外でガッカリしちゃう感じだった。
情報が錯綜
1.5Lモデルだと110psそこそこの出力で1300kg台のボデーを引っ張るのだから、走行性能は必要最小限といったところだろうか。それでは満足しない人の為に2Lモデルが最初から用意され、その上にスカイXと1.8Lディーゼルが用意された。さらに北米向けには2.5Lモデルが存在する。5つのユニットは多過ぎだろ。CX-30では使わない1.5Lは無くてもいいんじゃない?実際にカーシェアには使われないセダンは1.5Lが廃止になった。やはりカーシェアありきの1.5Lモデルか!?
しかし1.5Lモデルの乗り味の良さを支持する声は少なからず耳にしていた。日本向けの4つのユニットでは1.5Lが一番良い!!と断言する人までいたくらいだ。俄には信じがたい。そんなわけないだろ、それでは高いグレードが全く売れなくなるはず。MAZDAもシビアにマーケティングを意識していて、グレードを細かく狡猾に設定するようになっているくらいだから、一番安いグレードのユニットが乗り味が最高なんてことがあるわけがない。そう考えるのが自然だ。