2017年話題だった新型モデルに『点数』をつけてみた。その2

2017年は振り返ってみると、ミドル級のモデルはなかなかの多作でした。前回に引き続き、まだまだ「一家に一台」にふさわしいモデルがたくさんあったので追加で採点してみました。

 

第5位 BMW・X3 64点

①エンジン5点・直4ターボ(B48)のみの投入。5000rpmのターボで十分とのことらしい。BMWのHPの主要諸元から車重のデータが抜けている。どうやら作っている側もバランスを欠いていることは認識しているらしい。

②サス7点・ライバル車はエアサスもあるけど、全くそういった需要に応えようとはしていない。しかしBMWのノーマルサスは年々嫌味がなくなっている。イイ感じだ。

③ハンドリング7点・全車Xドライブ(AWD)とはいえオンデマンド式なので、ほぼFRで走行。

④インテリア6点・そのまま3シリーズ(2018モデル)の質感

⑤コスパ5点・値引きもそれなりにありますが、値引きなかったら候補から消えるのは早い。

⑥燃費5点・直4ガソリンにはやや荷が重い。ディーゼルなら少しは増しだけど、1840kgなら余力とまでは行かない。

⑦走行安定性7点・SUVでオンロードの性能を追求するというベクトルはあまり感じない。

⑧静粛性7点・静か過ぎたらBMWじゃないけど、結構静かに感じる。

⑨デザイン7点・日本メーカーの暴走デザインとは対極にあって好感度は高い。

⑩安全性8点・ボデー剛性が高くてワイドなボデーだとやっぱり安心だと思う。

 

第4位 シボレー・カマロ 66点

①エンジン7点・アメリカのスポーティモデルは、パワーをケチらない。

②サス6点・シボレー/キャデラック最大の弱点?

③ハンドリング8点・左なのであまり自信がないけど、良く曲がる印象。

④インテリア6点・マスタングもそうだったけど、日本車やドイツ車に慣れていると、あれ!?ってなる。アメリカで一般向けに作られている質感がそのまま。

⑤コスパ7点・V8搭載モデルは間違いなく安い。

⑥燃費6点・だいぶダイエット(1570kg〜)してきたので日本でも乗れるレベルまで改善。

⑦走行安定性7点・アメリカングランツーリスモがヘナチョコな日独車を凌駕する時代はすぐそこまできている!!

⑧静粛性5点・これはちょっと残念だった。Cクラスに見られるタイプの騒音がちょっと看過できないくらいになってます。これこそスポーツモデルというのがGMの言い分か!?

⑨デザイン7点・好き嫌いの問題。

⑩安全性7点・最近のアメリカ車は安全性も高くなってきた。

 

第2位 トヨタ・カムリ 72点

①エンジン8点・これが速くてビックリ。エンジンが気に入って買う人の気持ちもわかる。

②サス6点・トヨタのストラットはサイズが大きくなるにつれてジタバタする。

③ハンドリング6点・ここで無茶しないのがトヨタの良心なんだろね。文句があるやつはジュリアを買えばいい。

④インテリア6点・期待していたけど案外だった。ここでちょっとガッカリさせて新型クラウンへ誘導する戦略だと思われる。

⑤コスパ8点・300万円台でフォーマルにも使い倒せる上出来なクルマ。

⑥燃費9点・他のメーカーが戦意喪失しそうなモード燃費。実際に20km/L余裕なのでびっくり。

⑦走行安定性7点・FFサルーンの良さを存分に出している。バッテリー搭載位置や車高が下がり確実に安定感は上がっている。

⑧静粛性8点・さすがのトヨタクオリティ。

⑨デザイン6点・フロントマスクだけが残念。

⑩安全性8点・このクルマは北米のトヨタ車では別格の評価。

 

第2位 VWアルテオン 72点

①エンジン7点・VWの北米新戦略を視野に入れたGTサルーン用ユニット。ゴルフR用のデチューン版ですが、パサート2.0の4500rpmピークの渋いユニットとは違ってスポーティに5600rpmピークに仕立てられています。BMWやメルセデスの2Lユニットよりよく回る。

②サス7点・R-line可変ダンパー仕様のみの導入なのですが、どのモードで走っても不快感がない。しかし走りは結構変わる。ポルシェの知見が生きている!?もっとアピールしてもいいかも。

③ハンドリング7点・味は完全に欧州タイプ。新型車種なのに「やっぱりコレだよね」という安心感がある。

④インテリア7点・外装と内装のバランスがいい。

⑤コスパ7点・280psのドイツDEセグサルーンがこの価格(549万円〜)なら満足。

⑥燃費6点・ライトサイジング化に舵を切ったVW。下手なダウンサイジング(パサート1.4)よりは安定して10〜13km/L出せるこのユニットの方がいい。

⑦走行安定性8点・FRのBMW、メルセデスよりワンランク上。重めのハンドリングが安心感を醸してます。

⑧静粛性8点・さすがはゴルフの上に君臨するだけあって頑張ってます。

⑨デザイン7点・パクリという主張もあるようですが、オリジナリティがあって一目でVW車とわかるよ。

⑩安全性8点・VWの上級車ですから悪いわけがない。

 

第1位 アウディA5スポーツバック 74点

①エンジン6点・特にアドバンテージがあるユニットではない。

②サス8点・VW車とは違う一手間入ったアウディのアシ。無様な挙動を出さないことへのこだわりがアウディに金を払う意義だと思う。

③ハンドリング8点・A4とは違う!!そんなバカなって最初は思ったけど、味付けを変える振り幅がかなり大きい。クーペはもっと違うらしいが、5ドアでも十分に違いがわかる。

④インテリア8点・メルセデスにも負けてないですよ。

⑤コスパ6点・とりあえずアウディに客が殺到!!みたいなことは起きていないようだ。やっぱりまだちょっと高い(546万円〜)のかな、コスパかなり優秀(8点?)なスカイラインと比較できるくらいにはなったけど、あっちはハイブリッドだからなー。

⑥燃費6点・小柄だけど車重で乗り心地を作るアウディ。縦置きエンジン/ミッション積んでますし、DCTだと市街地燃費はそれほど伸びない。高速道路専用機なら魅力十分です。

⑦走行安定性8点・FF/AWDサルーンの強みを発揮してます。

⑧静粛性8点・ドイツメーカーではトップクラスの静粛性。レクサスやマツダにも負けない。

⑨デザイン8点・先代が傑作ゆえに評価が難しいですけども、輝いてる。

⑩安全性8点・2013年の大失態(メルセデス/アウディが北米新種テストで日本車に完敗)の後に、地道に高めてきたので、今なら安心して変える水準。

 

採点をしてみての感想

特に帳尻を合わせたわけでもないのですが、妙に納得できる点数差になりました。ただしこの5台の中で一番所有してみたいのはカマロですかね。他の4台は「保守的」な進化が目につくのに対して、カマロは『何か』に挑戦している。せっかくだから右ハンドルにも挑戦してほしいところですけども。

前回の5台と合わせた「一家に一台」ランキング

10位 BMW・X3・64点

9位 シボレー・カマロ・66点

8位 プジョー3008・67点

6位 トヨタ・カムリ・72点

6位 VWアルテオン・72点

5位 アウディA5スポーツバック・74点

4位 ホンダ・シビック・75点

3位 BMW5シリーズ・76点

2位 アルファロメオ・ジュリア・77点

1位 マツダCX8・78点

 

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2017年話題だった新型モデルに『点数』をつけてみた。

「ベストカー」によくジャンル別に各メーカーのモデルを採点して優劣を決める企画がありますが、あれ読んでていつも不思議でならない。なんであんな点数になるの!? 実際にどれくらい採点するのが面倒なのかもわからないのでやってみようと思いました。とりあえずフェアな採点を心がけて、最初は「2017年発売の一家に一台あるといい感じなクルマ5台」で比べてみました。採点項目は10。各10点を配分して合計100点になるようにしました。

項目は

①エンジン(どれだけエンスー度高いか) ②サス(どれだけこだわっているか) ③ハンドリング(どれだけ旋回性能が高いか) ④インテリア(質感の高さ) ⑤コスパ(実際の価値と価格の相関) ⑥燃費(経済性が高い) ⑦走行安定性(高速道路走った時の印象) ⑧静粛性(絶対的な静かさ) ⑨デザイン(主に外装) ⑩安全性(欧州/北米/日本のNCAPとIIHSのスコア)

 

 

第5位 プジョー3008 合計67点

①エンジン5点・1.6Lターボ(通称プリンス)をまだ使わざるを得ない状況は苦しい。車重に合った排気量ではない。ディーゼルも技術が古すぎてちょっと感心しません。

②サス7点・ティグアンより良かったけど、C-HRにやや負けてるという妥当な立ち位置。SUVはサスの性能がクルマの良し悪しを決める要素がでかい。故に今後もまだまだ成長が見込めそうです。

③ハンドリング7点・いくらか酷評するメディアもあったけど、実際のところ旋回性能は想像以上に高い。リアサスがトーションビームでリアが粘らないので、ハンドリングが良いという説は一理あると思う。

④インテリア7点・かなり狙った演出で好き嫌いは出るタイプかも。ちょっと誤解されるかもしれないけど、プリウスのような独特の内装を指向している。内装から個性を発信するクルマは、世界観が豊かですね。プジョー、ボルボ、スズキなどが近年力を入れています。

⑤コスパ8点・357万円〜という設定は素直に輸入車SUVにしては割高感はない。

⑥燃費5点・実用としては許容範囲。他のモデルもそれほど良くはないし。

⑦走行安定性6点・高速道路で怖いということはない。隣のクルマよりも余裕で走れるってほどではないけど。

⑧静粛性7点・欧州車の静粛性は2010年代に入ってかなり改善されてきましたが、プジョーも非常によく取り組んでいるメーカーの一つ。横置きFFは設計面でも有利ではあります。

⑨デザイン8点・ミドルSUVではナンバー1という声もあるくらい。

⑩安全性8点・最近のプジョーはスコアがものすごく改善されています。安心。

第4位 ホンダ・シビック 合計75点

①エンジン6点・このクルマの最大の弱点はエンジンかも。今更に2.4L自然吸気を載せろ!!というわけではないが、シャシーには余裕があって、もっとスポーティなユニットが合いそう(typeR買え!?)。

②サス8点・セダンとハッチバックで差があると報道されているが、悪いと言われるセダンも特に文句はない出来栄え。日本製のダンパーの方がいいってケースは、スバルなどでもしばしば起こりますけども、そんなに埼玉製造車(セダン)のダンパーはダメですかね!?

③ハンドリング7点・やや安定志向にしつけられていて、もっとスポーティになってもいいんじゃないか!?やや欲求不満になるかも。

④インテリア7点・上質さは十分に感じる。けどあまりに無個性過ぎる。

⑤コスパ9点・これは買いだ!!と素直に思わせるだけの魅力あり。

⑥燃費6点・15km/L程度で運用するのがせいぜい。ごくごく標準。

⑦走行安定性8点・高速道路を巡行するにもぴったりなクルマ。昔のシビックとは全然違うよ。

⑧静粛性8点・かなり意識して作ってます。ドア閉めて静かだなーって感じるCセグは、某ドイツ車くらいだったけど、そのクルマを上回っているんじゃないの!? インプレッサやアクセラより一枚上手。

⑨デザイン7点・街中で見かけたセダンはなかなか風格があってアコードのようです。いい感じ。

⑩安全性9点・ホンダを買う理由はやっぱり安全性。

※シビックtypeRは採点から除外しています。

 

第3位 BMW5シリーズ 合計76点

①エンジン6点・BMWだとやっぱり期待はずれかも。直6ターボも今じゃすっかり回転数低めのピープルムーバー用チューンですから・・・。

②サス9点・エンジンやミッションは放置&丸投げですが、サスはかなり力を入れている。

③ハンドリング8点・フルサイズセダンであることを考慮すれば破格の旋回性能。日本車にはたどり着けない領域をまだまだBMWは持っているんだなと再認識。

④インテリア8点・派手さはないけども、下のクラスとはだいぶ違う。満足度は高い。

⑤コスパ7点・しっかり値引きもしてくれるし、未使用車を選べばかなり初期費用は抑えられる。

⑥燃費5点・これはもう栄光の5点ってことでいいかも。

⑦走行安定性9点・貫禄。

⑧静粛性8点・BMWは上のクラスになるとゴムパッキンの分量も増えるので気密性も上がる。

⑨デザイン7点・変わり映えはしないけども、いい意味で染みる地味さが光る。

⑩安全性9点・このクラスのセダンは安全性が売りですから。

※M5、アルピナB5/D5は採点から除外しています。

第2位 アルファロメオ・ジュリア 合計77点

①エンジン8点・ターボだけども回転数を高めに維持しているところにイタリア車のプライドを感じる。

②サス8点・異論はあるかもしれないけど、アルファロメオ的に「中庸」といった感じ。

③ハンドリング9点・クラス最強を自称してもいいと思うが、専用設計スポーツカーが相手だとまた別かも。

④インテリア7点・もっとウネウネして勝負を仕掛けてくるのかと思ったけど、内装だけだとアルファロメオとはわからない感じ。別の解釈をすればドイツ、日本のクオリティをキャッチアップしている。

⑤コスパ8点・280psで600万円を下回る価格にはちょっとグラっとくる。輸入ブランドならそれで上出来。

⑥燃費6点・これを考えて買う人はいないと思う。そして購入を断念する理由も案外コレなんじゃないでしょうか。10km/Lクラス。

⑦走行安定性8点・それほど大きくないDセグシャシーに重厚なサスを組み込んだら、手堅い安定感はデフォルトですね。

⑧静粛性7点・もっと静かなDセグセダンが欲しければアコードを買えばいい。

⑨デザイン7点・案外10年後にまだ「かっこいい」と言われているデザインかもしれない。トヨタ・ヴェロッサみたいに。

⑩安全性9点・2016年のユーロNCAPのトップスコアラー。

※クワドリフォリオは採点要素から除外しています

第1位 マツダCX8 合計78点

①エンジン6点・踏んで楽しいディーゼルはマツダだけ。

②サス7点・やっぱりMAZDAの上級モデルは外さないですね。コストかかってます。

③ハンドリング7点・3列シート車では最強と言っていい。けど他のマツダ車はもっといいけど。

④インテリア8点・6人にするか7人にするか悩ましいくらいにキャッチーなレイアウトです。センターウォークスルーも捨て難い。マツダのピープルムーバーとは思えないくらいによく考えて作られている。

⑤コスパ9点・マツダの300万円オーバーは無謀という声もあったろうに、見事にそれを跳ね返して多くのユーザーを動かした原動力はコスパ。

⑥燃費8点・安い軽油で18km/L出せるなら当然に競争力は高い。

⑦走行安定性7点・3列SUVでもガンガン高速走って遠くへ行きたくなる。いいクルマです。

⑧静粛性9点・このクルマの一番のストロングポイントは静粛性ですね。ほぼほぼレクサスを喰った。

⑨デザイン8点・満足度高め。魂動✖︎ラージサイズの相性が抜群。

⑩安全性9点・「3列目でも十分に安全」なクルマは、ボルボXC90とこのクルマだけらしい。

 

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トヨタ、テスラ、ロータス、ボルボ の日中米EV連合

トヨタとテスラは裏で繋がっている!?

スバル、BMWとの『コラボ』、マツダとの『対等同盟』など競合メーカーとの提携で、何やらイメージアップを果たしていて、なかなかの『業界フィクサー』ぶりを発揮するトヨタ陣営ですが、現在進行中の最大のプロジェクトは、トヨタ、テスラ、ロータス、ボルボの4メーカー共同による、『ラグジュアリーEV市場の制圧』にあるようです。

日本でも見かけるようになったテスラ。ナスダック(新興ベンチャー向け市場)に上場してますが、時価総額がフォードを超えたと話題のメーカーなんですけども、2012年以来5年連続で赤字を叩き出し続け、2019年度に黒字化する方針だとか。ちなみに2016年単年の営業赤字が652,000,000ドル(約700億円くらい)。日本市場だったらとっくに上場廃止になるレベル。アメリカ人投資家って優秀なのか!?それともバカなのか!?

トヨタなんて1年赤字を叩いたら経営陣がガラリと変わって、アナリストも大騒ぎしてましたけどね。最もトヨタとテスラでは企業としての立ち位置が全然違うわけですが、この2つのメーカーをミックスさせてリスクヘッジを行うところがビジネスなんでしょうね。そのアイディアはイーロン=マスクと豊田章男の合意によってものすごいスピードで実現して、2010年から2014年まで提携を行なっていました。

その当時の提携によって作られたEVはアメリカでも非常に評判が悪く、販売は低迷したようですが、この経験がその後テスラとトヨタがそれぞれにEV開発のリソースとして蓄えただけでなく、テスラは創業間もない時期を乗り切るパートナーに世界有数の相手を選ぶことができて、トヨタもアメリカでバッシングが強まっていたことから、アメリカ企業との提携でイメージ改善という良好な結果を得ました。

 

不思議なシンクロ!?

この4メーカーはトヨタグループを軸にして複雑に提携をしていて、トヨタとテスラだけでなく、トヨタとロータスはエンジンの供給関係。トヨタとボルボはデンソー&アイシンなどのトヨタ系サプライヤーを通じて連携しています。

さらにロータスとテスラには、『テスラ・ロードスター』を共同で開発した実績があり、2世代目のテスラ・ロードスターも世界最速を視野に入れたスーパーEVとして開発が進んでいるのだとか。そしてロータスは今年(2017年)になって親会社が中国の吉利汽車になりましたが、吉利はボルボの親会社でもあります。そして先日にはボルボからEV専門ブランドとして誕生した「ポールスター」が600ps級のスーパースポーツEVクーペを公開しました。中国資本のスピード感覚は恐れ入りますが、シナジー効果がありそうな見事なM&Aかも。

 

 

 

ポールスターはテスラに対抗!?とかカーメディアに書かれてますけども、根っこではつながっている!?しかもこのグループにはドイツメーカーが入ってない!? ドイツ自動車産業を出し抜いて、米中日で枠組み(規格など)を作ろうという狙いもあるのかも。VWグループと、ダイムラー(メルセデス)に主導権を取られつつあるルノー日産から、eゴルフ、リーフといったEVモデルが発売されていてドイツ勢が先行しているように見えるけども、5年後には全てが逆転している可能性もあります。

そーいえば、今年のカーオブザイヤーは・・・

2017年によく売れたクルマといったら、トヨタC-HRが思いつくのですが、日本カーオブザイヤーでもRJCカーオブザイヤーでも全く有力候補にもなっていません。とっても謎が深まるばかり。まだ発売して間もない段階で、売れているのか売れていないのかもよくわからないカムリがトヨタ車としては有力候補になっていました。300万円もするのに、1月からコンスタントに10000台/月以上を売り上げたC-HRに対して、400万円のカムリは9月10月と3000台ずつの出荷。

トヨタとしてはカーオブザイヤーに、これからさらなる販売が見込まれるカムリの宣伝を期待したいところですけども、その想いは選考委員にもよーく伝わっているようです。以心伝心。・・・でRJCの輸入車賞をボルボV90が獲得。さらに日本COTYをボルボXC60が獲得。ボルボジャパンにとっては確かな利益が出せる2モデルがとても都合よく別々に受賞しました。やはりボルボの願いも選考委員には、よーく伝わっている。

ロータスもボルボも5年前には倒産するのでは!?なんて囁かれていたブランドです。そしてテスラも累積赤字を垂れ流して、他のEVベンチャーのように志半ばで消える運命だったはず・・・なんですが、これらが揃って好調な2017年を迎えているとは、5年前の段階では誰に想像できたでしょうか!?

アウディがヴァンケルロータリーをレンジエクステンダーに使ったEVの開発・実用化を目指して、VWもポルシェも電動車両の発売を掲げ始めた時に、都合よくスキャンダルが騒がれるなんて・・・。日産がノートe-POWERというシリーズHV車をヒットさせ、さらにピュアEV・リーフの航続距離/デザインを一新した新型モデルを発売しようとしたタイミングで、またまた都合よく起こるものですねー。もはや神のご加護としか思えない、ロータス、ボルボ、テスラの歩み。そして神とはトヨタ!?

 

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プジョーを見れば世界の自動車がわかる!!

今年になってGMからオペルを買収したPSAグループの中核ブランドであるプジョー。リーマンショックにギリシャのデフォルトなど、欧州経済の停滞が鮮明だった2010年頃には、フィアットグループやボルボなどとともに「いよいよゲームオーバーか!?」と囁かれましたが、フィアットのCEOには銀行出身者が就任して再建が図られ、PSAとボルボには中国マネーが降り注ぎました。『ボルボは中国車www』とか、「ホッピー」なオッサン達が偏見をばらまいていますけど、そんな人に限ってアフリカで車体を作って、中国で内装を仕上げ、韓国製ランフラットを履く某ドイツメーカー車を絶賛していたりしてちょっと苦笑い・・・。

本来オッサンってのは社会の中で最もモノの価値をよくわかっている人だと思うんです。江戸時代、明治時代からそれはおそらく社会の基盤とも言える美徳だったはず。それがいつしか中国製の本革シートや東レの合成繊維である『アルカンタラ』素材を、そういうものとは知らずに『高級』だと喜んでいるおめでたい人々が増えてるんですよ。オッサン向けの高額ファッションアイテムのカタログのようなクソ雑誌を見て、その情報を鵜呑みにしていたらそりゃわけわかんないこと言い出し始めるよなー。

クルマ好きが男性誌『GQ』などを読んでると、しばしば変なこと書いてるなーって気がつきます。『ポルシェ・パナメーラ・世界最速のラグジュアリーセダン』と普通に出てきますからねー。新型パナメーラは0-100km/hのタイムも最高速度も、既存の高性能セダンに劣っています。ホンダ・レジェンドといい勝負くらい。とにかく性能の割には徹底的にエコで日常でも使いやすいのが売りなのに(あとデザインはいいですね)。新型レクサスLSよりもお買い得な気がします。

↓GQによる動画

さてプジョーですが、2010年以降に登場した新型モデルがなかなか国際色豊かになっています。一目見ただけで『プジョーだな』とわかるアイコニックなモデルはいつのまにか消えてしまいした(RCZとか)。日本ではプジョーらしさを求めるユーザーからの指名買いで成り立っていたのに、出てくるモデルが次から次へと、ちょっと言葉が悪いですが、「デジャブ感」満載のコピー車ばかりだなー。簡単にまとめると、

『108』トヨタ・アイゴと共通設計。

『208』WCOTYと獲った3代目マツダデミオのスタイルを踏襲。

『308』VWゴルフを寸法からコピー。見た目も間違えそうなくらい。

『508』セダンもワゴンもVWパサートにそっくりです。

『2008』欧州でジュークとともにムーブメントを起こした初代スズキSX4(フィアットにもOEM)を再現!!

『3008』欧州で大ヒットした日産キャッシュカイ(エクストレイル)のコンセプトをカバー!!現行のスズキエスクードにも似ている!?

『5008』3列シート版のキャッシュカイをコピー。

『ビッパー・ティーピー』ルノーカングーに対抗したオシャレ商用車コンセプト。欧州専売モデル。

『トラベラー』トヨタと共同開発。つまり世界で大人気過ぎて盗難ランキング断トツ1位のハイエース。欧州専売モデル。

『ION』三菱アイミーブのOEM。ブランド唯一のEV。欧州専売モデル。

『4008』三菱RVRのOEM。ブランド唯一のAWD。欧州専売モデル。

見事に欧州で評価の高いクルマばかり選ばれてますねー。ここまで徹底して『商品力』の高いモデルばかりをコピーし続けることで、発売したものの「予想外に売れない」というリスクをヘッジしているようです。ポルシェやマセラティなど付加価値が高いブランドのラグジュアリー車をパクったら知的財産権の侵害なんだろうけども、どこのブランドも割と似たり寄ったりになる大衆モデルだったら何の問題もないですしね。

もちろん色々な意見はあると思います。世界最古のGTカーレースを制したプジョーの名が泣いている!?しかし当時のプジョーのクルマはダイムラーのエンジンをそのまま積んでようですから、広く世界から『いいもの』を吸収して使う!!というのが、プジョーのアイデンティティには組み込まれているのかもしれません。

先日発売されたニューモデルマガジンXでも、日本での飛躍が期待される新型3008が、例の覆面座談会で散々に「俺たちが知ってるプジョーではない!!」「さようならプジョー」とか言われてましたね。ロクにクルマも語れない癖に、最近のクルマを否定する悪しき習慣を自制・コントロールができないのだなーと笑い飛ばすこともできますけども、彼らにそう言及させるくらいにプジョー・ブランドは相当にストイックな経営をしているのも間違いないです。

そもそも彼らが意味不明にゴリ推しする某ドイツブランドや、あるいはトヨタ、ヒュンダイなど巨大グループへの飛躍の鍵は、他社の良い点を徹底的にパクれなんですけどね。プジョーに『さようなら』を宣言する前に、ヴォルフスブルクに『さようなら!!』だろーが!!フォード・フォーカス(マツダ)や、スズキの基本設計を使って作られている製品ばかりなのに、『世界をリードする』とか・・・毎度毎度バカ言ってるのが覆面座談会です。

さてプジョーが属するPSAからは3008、C3、5008と、日本メーカーよりも活発に新型モデルが投入されていて、スピード感を感じます。トヨタ的なパクリのプジョーと、(同じプラットフォームを使いつつも)ホンダ的なオリジナリティを強烈に発揮するシトロエンの『補完的』な関係はこれまでにないグループ戦略になっていることにも気がつきます。気が付いたら購入候補車に複数のPSA車!!なんてことになってないですか!?

 

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↓ザ欧州車って感じの存在感が良かったのになー。後継モデルを期待したい。

シン・ゴジラはポケモンGO以上にくだらねー・・・。

あまりのクソ映画っぷりで見ていて疲れた。なんだかんだ言ってハリウッド的なストーリーを日本映画でやっただけじゃね? まだデンゼル=ワシントンなんかの名演技を見ている方が大人として映画にのめり込む要素はあるでしょうに、なんで石原さとみの笑えてくる演技を真剣に見なきゃいけないのか? このキャラはいろいろ上から目線でヒロイン?としては全く意味分んないし。

『有事法制に一石を投げかかる』って、あんな無敵過ぎるヤツが突然に出て来たら、官邸の対応がどうこうのレベルを完全に越えている・・・。選挙が続いて妙に知識だけが拡散されたゴミな民意にヘンな共感を生んでますけども、とりあえず確実に言えることは、エヴァンゲリオンの次元で、現実の政府に問題提起することの危険さを、躊躇しない『ぶっ壊れた』監督だから作品がウケて多方面から尊敬されるでしょうね。

『スクラップ&ビルド』って世の中に不満を持っている人々にはとてもポジティブなメッセージみたいですけど、第三次世界大戦が起これば再び高度経済成長期がやってくるという発想に疑問を感じますよ。日本の国土が蹂躙されて、ドル借款、ユーロ借款、元借款で外国資本の資材屋が儲かって終わりじゃね? そこから本田宗一郎や松下幸之助が再び生まれてくる保証はないですよ。でもいろいろなところから聞こえてくるんですよね。スクラップ&ビルトだって。

そういう風潮を下敷きにして、劇中に出て来る大臣や御用学者を徹底的にクズに描いて、アメリカ政府の描写も極めて一義的で、そして社会性が乏しい生態が不明なオタクだらけの若者チームが大活躍ですか。いやー!この構図があまりにも痛々しくて、見ていて『くだらねー』って思いましたね・・・。視聴者をバカにしている!!!と思う。これは直感的に嫌悪感を示さなければいけない作品だと私の第六感が。

まあオッサンライターのゴミみたいなレビューに憤ってブログで吠えているだけの私がエラそうなコトを言える立場にはないですけど、それでも『こりゃダメだ・・・』ってみんなが思っている以上に、世の中はグルグル変わっているのでは?と感じます。例えば絶対的なブランド力を持っていたメルセデスやBMWが2010年を過ぎた辺りから一気にオワコンになりましたね。日本で展開されてまだ10年ばかりなのにレクサスも終わった。アウディもポルシェも・・・もしかしたらマツダやスバルも。そりゃみんなで寄って集ってくだらねークルマ作ってブランド力だけで売ってるんだからさ・・・『王様は裸だ!」と誰かに言われなくたって気づきますよ。

勝手な想像の中で息苦しさを感じる現代人。今の日本に一体破壊すべき何があるっていうのか?都議会か(笑)? 東京のビルだったり首都高だったりなんてほとんどボロボロだし。ゴジラが壊してくれてむしろありがとう!なのかも。高層ビル群なんていまやインド、ベトナム、カタールやナイジェリアにだって当たり前にあるから、東京が1つ無くなったからといって多くの多国籍企業にとってはそれほど影響は無いし(そもそも直下地震のリスクがあるわけで・・・)。今では『東京』なんて何の特別な価値なんてない。あるとしたら日本人の内面で共有されている象徴的な部分だけじゃないでしょうか? 日本人が徹底的に考えなくなって現実逃避して、その果てのスクラップ&ビルト・・・オウム心理教じゃん。

『総理ご決断を!』って無神経な言葉をエラそうに吐きやがって。テメーが決めてみろよ!・・・え?これはもしや?視聴した日本人全てにトルーマンの気分を味合わせるっていう趣向なのかな? 判断を迷う首相・・・官邸の対策室にいる総員はトルーマンのような現実主義者。そしてスクリーンを通して視聴者もトルーマン的な判断をしている。俺たちは『8月』になんていう悪趣味な映画を見ているんだろー。おぇー。

 

フォード、オペルが日本市場で無理な理由。

沢村さんの最新刊で「BMWには盲従するのに、アメリカのエンジンにはなんら関心を示さない」と日本メーカーの開発姿勢を批判しておられました。はて?何のことか?日産VQ37のVverのことか?レクサスの直噴ターボのことか? ホンダのVtecと三菱の直噴ターボを端緒としたエンジニアリングが、BMWを経由することでトヨタと日産が重い腰を上げる?いやいや血眼になる・・・ということらしいです。レクサスの直4ターボは直噴&ノズル併用の『環境重視型』ですからBMWの貧乏くさいゴミとは違うと思うんですけどね・・・。

日本メーカーによるBMWコンプはともかく、沢村さんが言いたいのはアメリカメーカーの偉大さは、日本のメーカーや自動車ユーザーがもはや関知できない次元でスゴいことになっているってコトらしいです。「日本の自動車産業が世界を先導している」というのは単なる驕りに過ぎないという一面を余すことなく見せてくれます。やっぱこの人はすげーな・・・。フェラーリを乗り継いで来た沢村さんにしてみれば、991以外のドイツ車なんて『空疎』で何の讃辞も生まない平凡な工業製品に過ぎないようです。600psオーバーで恐る恐るアクセルを踏まざるを得ないクルマにしか本質的な興味は無いみたい・・・ps中毒重症患者。

そんなヘロヘロなジャンキーはとりあえず置いておいて、年内で日本市場から撤退するフォードは、日本のユーザーが大好きなジャガー、ランドローバー、アストンマーティン、ボルボ、マツダを復活させた素晴らしき自動車コンツェルンです。もちろんフォードグループはトヨタ、VW、GM、ルノ日と並ぶ世界の覇者でもありますから、そんなビッグネームの不在はちょっと淋しいですね。日本市場の成長性に疑問なんでしょうけども、フォードが得意とする大衆モデルを日本で売るのはたしかに難しいでしょう。欧州で70万円くらいで売られているインド製のエコスポーツを日本で250万円で売ろうとした辺りで完全にケチがついた印象です。せいぜいVWのup!と同じ140万円くらいにすべきだった・・・。

エコスポーツや、未だに旧式のマツダシャシーを使っているフォーカスやフィエスタを250~350万円で売りたいフォードに対して、日本のユーザーが予想外にリアクションしたクルマがマスタングとナビゲーターだった・・・。見事にすれ違ってますね。一旦日本から撤退したあとで、コンチネンタルやらGTやらが出揃った頃に、フォードの高級&スポーツラインナップだけ厳選した日本ディーラーを作れば商機は十分にあると思いますけどね。

コンチネンタル(リンカーン)、フォードGT、マスタング、フュージョン、ナビゲーター(リンカーン)、クーガ、フォーカス(STとRS)、フィエスタ(ケン=ブロック仕様の『HFHV』をライセンス生産!)といったラインナップならば、あらゆる日本のクルマ好きがいろいろなメーカーから乗り換えてくれそうな気がします。A45AMGと同等のスペックを持つフォーカスRS。600psで直ドリ自由自在のケン=ブロック仕様フィエスタHFHVは、現物が4000万円(現物プレミア込みです!)で販売されたようですけども、多少モデファイして1000万円以下に設定すれば、日本中にサウジドリフト始めるバカが溢れるぞー。直ドリ自在で市販車のほとんどをカモれるコンパクトカーなんて素晴らしいですね・・・。

ケン=ブロックのフィエスタ走行動画

 

欧州で販売されている至って地味な一般モデルを日本で売るのはちょっと難しくなってきたように思います。オペルなんてどのクルマを日本に持ってきてもダメじゃないか?という気がしますね。さらに言えばVWのパサートやゴルフ、ポロだったり、プジョーの208や308なども『わざわざ日本で乗る』クルマじゃないなー。さらには欧州志向のマツダだったり、BMWなどもなんだか味気ないなー。日本で余計にカネ払って乗るクルマにしては物足りないです。BMWやマツダの優位性なんてあまり認めたくはないですけど、プリウスの長足の進化でかなり脅かされてきていますし。だから・・・ボルボの予想外に高額な新型モデルに食指が動いたりするんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

2016年こそは「心に響く」クルマに遭えるのか!?

2012年にひょんな衝動買いで旧世代のマツダ車を手に入れました。きっかけは「親孝行」ができるゆったりとしたクルマということで選んだのですが、そのマツダのフラッグシップセダンの想像(日本車ってこんな感じかな・・・)をはるかに越えた「パッション溢れる質感(車体も走りも)」に完全に脳みそを打ち抜かれ、クルマが大好きになりました(マツダがもちろん好き!)。それはまさに私のちっぽけな「人生観」を180度変えてしまうほどの強烈な出会いでした。

当時のマツダは円高による株価の低迷に全く抵抗でき無い状況に陥っていて、経済メディアからは「いよいよ倒産?」という不穏な情報すら頻繁に流れている有様でした。いよいよ納車されカーライフを満喫しつつも、「これだけの素晴らしいクルマを作れるメーカーが消えてしまうのか・・・」という自身の無力感に苛まれました。 家族や知り合いもそうですが都会に住む人々ってのは、気持ち良いドライブの経験なんてほとんどないですし、クルマに関してはバブルの頃から変わらず「輸入車はスゴい」という先入観に支配されています。「レクサス以外の国産ブランドには興味が無い!」と言い放つ人(大人から子どもまで)が当時(2012年)はめちゃくちゃ多かったですね。

なんとかしてマツダの良さをアピールしてこのメーカーの危機を救いたい!・・・恥ずかしながらこれがブログを始めた動機です。マツダのラインナップに競合する人気の輸入車(BMW3、VWゴルフ)の試乗に出掛ける度に、マツダ車の良い点や悪い点が浮かび上がり、それでもBMWにもVWにも全く負けていないマツダの「実力」を確信しました。なんだかんだ言っても静音性も乗り心地も操舵性も全てマツダが上じゃないか!・・・その想いをそのままブログ記事にして語り続けました。

以来3年・・・ブログを始めた当初は輸入車ユーザーからかなりの苦情が寄せられましたが、同時に予想以上のブログの反響には書いている自分自身が驚きました。そしてマツダはいつしか世界を代表する「大正義のメーカー」として祭り挙げられるようになり、それに反比例するかのように、日本で影響力を持っていた輸入車ブランドが迷走し、自爆し・・・気がつけば3年前に私が世の中に主張したいコトがそのまま実現してしまいました(手前味噌ですが)。もはやVWやBMWに大満足の人々を「クルマ音痴」だと貶しても、それほど異論も起きないし・・・そんなの当たり前だ! といった時代に変わりました。

今では、乗り出し価格でBMW3すらも上回るアテンザがコンスタントに売れますし、VWゴルフよりも高価なアクセラがデザインで人気だったりします。しかしそれと同時に、もはや私が3年前に抱いたブログを書く動機は完全に失われてしまいました。  しかしせっかくマツダが私にくれたクルマへの情熱はまだまだ冷めることはないですし、自分にとって書く事自体は全く苦にならないどころか「生き甲斐」でもあるので、これからの3年間でまた別の「クルマの真実」を訴えていきたいと思います。