車重1060kgで170psを発生するターボエンジン。それでいて価格は、86やBRZの最上級グレードと同じくらいに収まってます。これは売れそうな予感しかしません。S2000ユーザーが大挙して乗り換える!?とはいえ自然吸気Vテックとはだいぶフィールは違ってくるだろうけども。エリーゼの市場を荒らしてしまうのでは?という危惧もありますが、あっちは天下のトヨタが支えてますし、新興国で政府系の強力なバックボーンがあるから大丈夫かな。
マツダはリトラクタブルハードトップの『RF』で差別化を図るつもりでしょうけど、やっぱり屋根よりもスペックが大きくモノをいいそうな気も。ここはやはり『MZR』の再登板を願うしかないかなー。Tipo9月号にケータハム620RとゼノスE10(イギリスの新興スポーツカーブランド)の比較が出てましたけど、どちらも搭載されているのはフォード経由で供給されている『MZR』なんですねー。ケータハム620Rは2Lスーパーチャージャーで310ps(7700rpm)、ゼノスE10は2L自然吸気の200ps(6800rpm)。どちらもベースエンジンはNCロードスターのものと同じ。作るのが面倒ならフォードから買えばいい。もともとはマツダが開発したんだから堂々使えばいい。
7000rpmくらいまで気持ちよく回るエンジンが乗ったロードスターならば、ほぼS2000ですね。もっともS2000はオープンスポーツカーとしては速過ぎるという意見もあったようで、あくまでサーキット向けにはなるでしょうけど。700kgというイニシャルDのAE86ばりの軽量ボデーに200psの高回転ユニット積んで、600万円程度で日本に展開するゼノスにもぜひ頑張ってもらいたいですが・・・。