「戦争」を感じる
先進国に住んでいるクルマ好きならば、MAZDAとスバルがあればそれでいい!!とクルマ道楽に浸ればいいだろう。しかしMAZDAやスバルにはVWやルノー日産を超えていくような野心はないし、自動車産業全体を大きく変えるような発展は期待できないだろう。もっとリアルな部分で自動車産業の帰趨を感じたいならば、アメリカや中国でトップシェアになれるようなメーカーのダイナミックな開発力が注がれたモデルの方が刺激的かもしれない。
パクリ上等!!
かつて先行する世界中の自動車メーカーを追い上げるために、最後方のホンダはどんでもないスペックのクルマを連発して急成長を遂げた。VWや日産も1000万台に先にたどり着いたトヨタを追従すべく、慎重かつ大胆なモデル開発を進めてきた。ゴルフにしろ、オーラにしろ次世代の覇権をかけた「自動車戦争」の渦中にある。MAZDAやスバルが「良いクルマ」だとするならば、日産やVWの主力モデルは「最前線のクルマ」だ。あらゆる市場でトップシェアが狙える高い柔軟性がある。コンサバでニッチなMAZDAやスバルとは根本的に違っていて、唯一の狙いは大胆に自動車業界のスタンダードを変えること。当然の成り行きなんだろうけど、トヨタ&ダイハツにはすでにダウンサイジングターボがあり、今度はe-POWERもどきが発売される・・・。