2017年話題だった新型モデルに『点数』をつけてみた。

「ベストカー」によくジャンル別に各メーカーのモデルを採点して優劣を決める企画がありますが、あれ読んでていつも不思議でならない。なんであんな点数になるの!? 実際にどれくらい採点するのが面倒なのかもわからないのでやってみようと思いました。とりあえずフェアな採点を心がけて、最初は「2017年発売の一家に一台あるといい感じなクルマ5台」で比べてみました。採点項目は10。各10点を配分して合計100点になるようにしました。

項目は

①エンジン(どれだけエンスー度高いか) ②サス(どれだけこだわっているか) ③ハンドリング(どれだけ旋回性能が高いか) ④インテリア(質感の高さ) ⑤コスパ(実際の価値と価格の相関) ⑥燃費(経済性が高い) ⑦走行安定性(高速道路走った時の印象) ⑧静粛性(絶対的な静かさ) ⑨デザイン(主に外装) ⑩安全性(欧州/北米/日本のNCAPとIIHSのスコア)

 

 

第5位 プジョー3008 合計67点

①エンジン5点・1.6Lターボ(通称プリンス)をまだ使わざるを得ない状況は苦しい。車重に合った排気量ではない。ディーゼルも技術が古すぎてちょっと感心しません。

②サス7点・ティグアンより良かったけど、C-HRにやや負けてるという妥当な立ち位置。SUVはサスの性能がクルマの良し悪しを決める要素がでかい。故に今後もまだまだ成長が見込めそうです。

③ハンドリング7点・いくらか酷評するメディアもあったけど、実際のところ旋回性能は想像以上に高い。リアサスがトーションビームでリアが粘らないので、ハンドリングが良いという説は一理あると思う。

④インテリア7点・かなり狙った演出で好き嫌いは出るタイプかも。ちょっと誤解されるかもしれないけど、プリウスのような独特の内装を指向している。内装から個性を発信するクルマは、世界観が豊かですね。プジョー、ボルボ、スズキなどが近年力を入れています。

⑤コスパ8点・357万円〜という設定は素直に輸入車SUVにしては割高感はない。

⑥燃費5点・実用としては許容範囲。他のモデルもそれほど良くはないし。

⑦走行安定性6点・高速道路で怖いということはない。隣のクルマよりも余裕で走れるってほどではないけど。

⑧静粛性7点・欧州車の静粛性は2010年代に入ってかなり改善されてきましたが、プジョーも非常によく取り組んでいるメーカーの一つ。横置きFFは設計面でも有利ではあります。

⑨デザイン8点・ミドルSUVではナンバー1という声もあるくらい。

⑩安全性8点・最近のプジョーはスコアがものすごく改善されています。安心。

第4位 ホンダ・シビック 合計75点

①エンジン6点・このクルマの最大の弱点はエンジンかも。今更に2.4L自然吸気を載せろ!!というわけではないが、シャシーには余裕があって、もっとスポーティなユニットが合いそう(typeR買え!?)。

②サス8点・セダンとハッチバックで差があると報道されているが、悪いと言われるセダンも特に文句はない出来栄え。日本製のダンパーの方がいいってケースは、スバルなどでもしばしば起こりますけども、そんなに埼玉製造車(セダン)のダンパーはダメですかね!?

③ハンドリング7点・やや安定志向にしつけられていて、もっとスポーティになってもいいんじゃないか!?やや欲求不満になるかも。

④インテリア7点・上質さは十分に感じる。けどあまりに無個性過ぎる。

⑤コスパ9点・これは買いだ!!と素直に思わせるだけの魅力あり。

⑥燃費6点・15km/L程度で運用するのがせいぜい。ごくごく標準。

⑦走行安定性8点・高速道路を巡行するにもぴったりなクルマ。昔のシビックとは全然違うよ。

⑧静粛性8点・かなり意識して作ってます。ドア閉めて静かだなーって感じるCセグは、某ドイツ車くらいだったけど、そのクルマを上回っているんじゃないの!? インプレッサやアクセラより一枚上手。

⑨デザイン7点・街中で見かけたセダンはなかなか風格があってアコードのようです。いい感じ。

⑩安全性9点・ホンダを買う理由はやっぱり安全性。

※シビックtypeRは採点から除外しています。

 

第3位 BMW5シリーズ 合計76点

①エンジン6点・BMWだとやっぱり期待はずれかも。直6ターボも今じゃすっかり回転数低めのピープルムーバー用チューンですから・・・。

②サス9点・エンジンやミッションは放置&丸投げですが、サスはかなり力を入れている。

③ハンドリング8点・フルサイズセダンであることを考慮すれば破格の旋回性能。日本車にはたどり着けない領域をまだまだBMWは持っているんだなと再認識。

④インテリア8点・派手さはないけども、下のクラスとはだいぶ違う。満足度は高い。

⑤コスパ7点・しっかり値引きもしてくれるし、未使用車を選べばかなり初期費用は抑えられる。

⑥燃費5点・これはもう栄光の5点ってことでいいかも。

⑦走行安定性9点・貫禄。

⑧静粛性8点・BMWは上のクラスになるとゴムパッキンの分量も増えるので気密性も上がる。

⑨デザイン7点・変わり映えはしないけども、いい意味で染みる地味さが光る。

⑩安全性9点・このクラスのセダンは安全性が売りですから。

※M5、アルピナB5/D5は採点から除外しています。

第2位 アルファロメオ・ジュリア 合計77点

①エンジン8点・ターボだけども回転数を高めに維持しているところにイタリア車のプライドを感じる。

②サス8点・異論はあるかもしれないけど、アルファロメオ的に「中庸」といった感じ。

③ハンドリング9点・クラス最強を自称してもいいと思うが、専用設計スポーツカーが相手だとまた別かも。

④インテリア7点・もっとウネウネして勝負を仕掛けてくるのかと思ったけど、内装だけだとアルファロメオとはわからない感じ。別の解釈をすればドイツ、日本のクオリティをキャッチアップしている。

⑤コスパ8点・280psで600万円を下回る価格にはちょっとグラっとくる。輸入ブランドならそれで上出来。

⑥燃費6点・これを考えて買う人はいないと思う。そして購入を断念する理由も案外コレなんじゃないでしょうか。10km/Lクラス。

⑦走行安定性8点・それほど大きくないDセグシャシーに重厚なサスを組み込んだら、手堅い安定感はデフォルトですね。

⑧静粛性7点・もっと静かなDセグセダンが欲しければアコードを買えばいい。

⑨デザイン7点・案外10年後にまだ「かっこいい」と言われているデザインかもしれない。トヨタ・ヴェロッサみたいに。

⑩安全性9点・2016年のユーロNCAPのトップスコアラー。

※クワドリフォリオは採点要素から除外しています

第1位 マツダCX8 合計78点

①エンジン6点・踏んで楽しいディーゼルはマツダだけ。

②サス7点・やっぱりMAZDAの上級モデルは外さないですね。コストかかってます。

③ハンドリング7点・3列シート車では最強と言っていい。けど他のマツダ車はもっといいけど。

④インテリア8点・6人にするか7人にするか悩ましいくらいにキャッチーなレイアウトです。センターウォークスルーも捨て難い。マツダのピープルムーバーとは思えないくらいによく考えて作られている。

⑤コスパ9点・マツダの300万円オーバーは無謀という声もあったろうに、見事にそれを跳ね返して多くのユーザーを動かした原動力はコスパ。

⑥燃費8点・安い軽油で18km/L出せるなら当然に競争力は高い。

⑦走行安定性7点・3列SUVでもガンガン高速走って遠くへ行きたくなる。いいクルマです。

⑧静粛性9点・このクルマの一番のストロングポイントは静粛性ですね。ほぼほぼレクサスを喰った。

⑨デザイン8点・満足度高め。魂動✖︎ラージサイズの相性が抜群。

⑩安全性9点・「3列目でも十分に安全」なクルマは、ボルボXC90とこのクルマだけらしい。

 

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