スバリストは骨っぽい
スバルファンは自らのことを「スバリスト」って自称するらしい。その実態はいまいち明らかになっていないけど、噂によると政界にただならぬ権力を持ち始めている保守系団体「日本会議」と並ぶ、二大国粋派閥であることを自認しているらしい。彼らが教祖をして崇めているのは、立憲政友会の晩年の総裁であり、大政翼賛会を主催した中島知久平だ。彼こそは石原莞爾と並び立つ昭和の『巨魁』と称される国士とみなしているようだ(どちらもGHQに戦犯審査されるも正論をぶつけて論破したらしい)。そしてこの中島知久平は日本版のナチスとも言える『大政翼賛会』の顧問を務めたエンジニアであり、まるで日本の「フェルディナント・ポルシェ」だ。もしかしたら、いささかの誤解があるかもしれないが、スバリストとは日本における『ネオナチ』みたいなものである。
ネトウヨではないけど・・・
今時の日本は精神的に貧しい人が増えていて、特別な団体構成員でなくても、無意識に排他的・自国優先主義な感情をあらわにする。そして特別な団体である「スバリスト」は、米国市場に忠誠を誓っている最近のスバルに対して憤りを感じているらしい。何で旧敵国市場でへこへこと商売してるんだ!?関税とか取られてんじゃねーよ!! スバルらしいクルマで米国市場を完全ジャックするならいいけれど、主力のレガシィなどはすでに米国向けのサイズになってしまっている。やってることはケ○舐め!?これでさすがにエンジンまで『直列化』などしてしまったら、頭のイカれたスバリストが何をしでかすかわからない・・・、日々脅迫状とかもらってるかもしれないけど、スバルの経営陣もスバリストの怒りを買うことは思いとどまっているようだ。最近社長が代わったけど、スバリストからのどんな理不尽な脅迫だったのだろうか!?
日本的なものを残すのがスバルの使命
なぜスバルは水平対向&縦置きにこだわるのだろうか!?盟友の三菱が一時代を築いた直4&横置きの設計と距離を置く意味、つまり独自の設計であることを強調して、スバリストの信仰の対象を保持することで、完膚なきまでに解体されてしまった国体護持/再建への精神的な支柱(トーテムポール)としてこれからも守り続けられるのだと思う。グローバル市場で活躍するスバルだけども、日本でも米国でもスーフィズム的な要素にスバルの存在価値が見出されているのだ。安全思想などユーザーにとっては二の次であり、どーでもいいことだ。
HONDAが大っ嫌い
スバリストが本能的に「敵視」するのはやはり『鬼畜米英』のブランドなのだろうけども、日本メーカーでもおもむろに戦争協力を拒否した本田宗一郎が戦後になって創業したHONDAこそが、スバリストにとって最も嫌うべきメーカーらしい。スバルが最後まで戦って確保した日本の独立なのに、戦後の経済成長の中でニョキニョキと伸びるHONDAは許せん。真っ先に北米に四輪工場を移すなど売国奴のやること!!アメリカや韓国の部品をたくさん使って作るHONDAは許さん!!(ほぼ言い掛かりのレベルだ・・・)
HONDAが日本で不人気な理由
街中でチャラいオデッセイなどを見ると虫酸が走るらしい。Vテックだかなんだか知らんが、高回転エンジンをぶん回してオラオラで走るバカは許さん!!(スバル車もなかなか街中で嫌われてますが)・・・。オデッセイもWRXも世界に日本車のレベルを知らしめた歴史的名シリーズですが、スポーツモデルとして約束された「進化」を守り続けるWRXに対して、ひたすらにその場しのぎなオデッセイの設計方針は理解不能。結局はホンダの二輪譲りのエンジン技術が高いだけで、クルマのレベルはたかが知れていると思っている。日本市場でHONDA車の評価が著しく低いのは右派団体に嫌われているから!?
三菱と日産は永遠の盟友
スバリストにとってスバル以外に親近感を感じるのは、ポルシェ、縦置きAWDのアウディ、それからかつての戦友であり分身でもある三菱と日産。2000年頃に、『WRX』『ランエボ』『スカイラインGT-R』『RS5』でAWDスポーツの王者をハイレベルに争っていた頃が、一つの幸せな時期だったらしい。たとえ「頭文字D」でAWDターボ車が完全なるヒール役で描かれていようとも、「AWDターボ以外はクルマではない!!」は今もスバリストの共通認識なんだそうだ。またいつの日か、この4ブランドがAWDスポーツで競い合う日が来るといいですね。
トヨタのことはバカにしている
三菱と日産には親近感を感じているけども、トヨタやダイハツはOEM戦略などでスバルの「純血」を乱すハゲタカファンドにしか見えていないらしい。BRZはとりあえず完全無視。プレオなどダイハツのOEM車がスバルディーラーで売られているが、軽自動車を作るメーカーとしてはダイハツよりもスズキの方にシンパシーを感じるらしい。東富士系のサプライヤーはスズキとスバルに主に供給しているところが多い。アイサイトのハード部分は同じものを使っている。
マツダは眼中にない
しばしばスバルと比較されがちなマツダだが。スバリストから見ればただの「ミーハー」でしかなく、欧州に魂を売っただけの捻じ曲がったスタンスを「正論」のようにメディアで振りかざすマツダのデザイナー(前田さんか!?)やエンジンエンジニア(人見さんだな)は偽善者に見えるらしい。デザインは節操のない「ミクスチャー」だし、エンジンに至っては他社と容易に載せ替え可能な汎用レベルのユニットにすぎない。古めかしい基幹技術をさぞかしすごいオンリーワンな技術のように語る話術だけは達者だなってさ・・・。そもそも広島なんて地の果てのメーカーは眼中にないとのこと。