クラウンはいつからダメだったのか!?
クラウンのSUVは不可解すぎる!!と「Kozzi TV」でも小沢コージ氏が嘆いていた。この人がクラウンにこれほどの思い入れがあったとは知らなかったけども、それはさておき、歴史あるクラウンシリーズの進化が「不可解」なのは別に今に始まったことではない。本当に失礼な言い方になってしまうけども、賢いユーザーならば、トヨタの国内専売モデルに200万円以上払う気など起きないだろう。世界を代表するグローバルメーカーが、いくらでも営業力で圧勝できる国内専売モデルの開発をそれほど真剣にやるとは思えないからだ。まだ免許を取得する前の年代のクルマについてあれこれ語るのは気が引けるけども、1989年に北米でレクサスが誕生して(日本でセルシオが発売されて)からのクラウンはずっと迷走してきた・・・。
章男社長の改革は・・・
1989年以前のトヨタ車が持っていたであろう「キラキラ」した部分の全ては、レクサスへと移管されてしまった。これは部外者の勝手な決めつけではなく、トヨタの社長が自ら主張していることに過ぎない。北米レクサス車(セルシオ、アリストなど)が日本でもレクサスとされた2005年以降のトヨタは絶望的なまでに良いクルマが作れていなかったと現在の社長は心情を吐露している。その社長が就任してから10年もの歳月が経過し、トヨタディーラーで扱うラインナップも一時期よりも豊富になった。社長の号令の下で、より「高尚」なクルマ作りを目指したのだけど、その結果・・・セダンも、ワゴンも、スポーツカーも、THSの回生ブレーキフィールも・・・トヨタの力ではどうにもならないことがわかったようだ。