マークXジオの再来
新型クラウンはFF化だけでなく、メルセデスやアウディが地味に展開している「クロスオーバー・クーペワゴン」なるボデータイプになるらしい。この噂を聞いたコンサバな日本のユーザーからは、期待よりも落胆の声の方が確実に多いみたいだ。似たようなクルマは日本メーカーの現行モデルには見当たらないけども、以前に日産が販売していた「スカイライン・クロスオーバー」やトヨタが販売していた「マークXジオ」が、今あればかなり売れるんじゃないか!?というリベンジ的な企画なのかもしれない。
早すぎた・・・
スカイライン・クロスオーバーは、元日産の水野和敏さんが、P10、R32、R35を超える自信作として世に出したクルマで、北米市場でインフィニティFXとして販売されていた。発売がリーマンショック中の2009年という最悪のタイミングであったし、ベース車となるV36スカイラインはセダンとクーペを揃え、スポーティ、ラグジュアリー、先進デザインで堂々とドイツのプレミアムサルーンを寄せ付けない存在で、クルマ好きの憧れでもあった。つまりセダンやクーペの存在感がデカ過ぎた。