最高の日本メーカーを考える・その2

真っ当な評価

ドイツ、日本、アメリカの自動車産業を追いかけて成長を続ける韓国メーカーは、クソ真面目なほどにトヨタだけを注視している。三菱シャシーのヒュンダイと、MAZDAシャシーのキアが合併して巨大コンツェルンとなった歴史を持つが、世界屈指のグループへと成長した彼らが超えるべき日本の壁は「トヨタ」だけであり、1000万台グループへの成長のカギは「トヨタの分析」にあると考えているようだ。欧州工場を店じまいしてアメリカへの引き篭もりが進むホンダと、ルノーとの資本関係で協力せざるを得ない日産とは方針が明確に異なり、欧州市場の「核」とも言えるBセグ市場に真剣に取り組んでいる。

勝者の条件

それにしてもハイブリッドを自社開発し、レクサスを模した「ジェネシス」を立ち上げ、(トヨタより先に参入し)WRCにも参戦を続けていてトヨタとともに盛り上げていて、なかなかのトヨタマニアぶりだ。ヒュンダイパワーテックというミッション専門の系列サプライヤーが用意されているあたりも、トヨタの底が見えない開発力を高く評価しているからだろう。2020年にMAZDA3を差し置いてWCOTYをさらった「キア・テルライド」のデザインテイストを考えても、この巨大グループがどちらを向いてクルマを作っているかがよくわかる。MAZDAも三菱も・・・「大谷翔平の小学生時代のコーチ」に過ぎなかった!?




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