最高の日本メーカーを考える・その2

欧州大好き!!

日本人はとにかく「ヨーロッパ」を使ったブランディングに弱い。ちょっとスーツにこだわっている人ならイギリスやイタリアの生地を選ぶし、靴や鞄など使い心地という意味で「フィール」が大きな要素を占めるものは欧州ブランドの方が満足度は高い。森永ラムネと同じくらいハリボーのグミを常用してしまう。もちろん日本企業にも良いところはたくさんあるのだけど、気がつけばブリタ、メリタ、フロッシュ、ニベアと欧州メーカーに囲まれて生活をしている。

欧州を超えた!?

VWよりトヨタ、BMWよりMAZDA・・・日本メーカーのブランディングの巧妙化によって、10年前ではあまり一般的ではなかった「価値観の変化」が起きつつある。しかしその前提には欧州でGRヤリスが絶賛され、MAZDAのプロトタイプデザインやスカイアクティブXの試みが高く評価されたことを受けての「欧州コンプレックス」による日本市場での評価とも判断できる。「欧州」といってもドイツ、イギリス、フランスで売れるクルマは全然違うのだけど、それでも欧州の土俵でアンフェアなルールも厭わずに挑戦し続ける日本企業のストイックさや情熱は、「滑稽」に見えるかもしれないが企業体力として還元されているように思える。




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