北米では・・・
北米MAZDAのサイトを覗いてみたところある変化に気がついた。ロードスターを除く全ての乗用車ラインナップは、CX-30、CX-5、CX-50、CX-9、MAZDA3セダン、MAZDA3ハッチバックと全ての横置きエンジン車の主力ユニットは2.5Lガソリンターボ(250ps)と自然吸気(187ps)に一本化されている。MAZDA6の北米撤退は残念だが、同時にCX-3もラインナップ落ちし、いよいよプレミアムブランドにふさわしい鉄壁のラインナップが戦略的に構築されている。
ブランドの高級化!?
現状ではMAZDA3には2L自然吸気が残っているが、2.5L自然吸気との価格差はわずか1000ドル程度であり、実質的に2.5Lオンリーと言っていい。既に報じられている通り、北米市場では予想を上回るペースでMAZDAが伸びているそうだが、ブランド全体で「ステージを上げる」戦略が功を奏しているのかもしれない。北米での成功を踏まえて、そのまま日本市場のラインナップにも影響を与えそうな予感がする。日本では排気量で自動車税が分かれているので、2.5Lの一本化には慎重な意見もあるだろうけど、走りよりもランニングコストを重視する人はHEVや軽自動車を選ぶだろうし、MAZDAディーラーにも魅力的なスズキの軽がスタンバイしていて営業的にもそれほど問題なさそうだ。