ユーザーを誘導
前回の投稿でMAZDA3ファストバックにだけMTを設定するMAZDAの意図を、「ユーザーの誘導」だと断じたけど、今度は2.5Lエンジンに関しても同様のことが起きている。昨年12月のマイナーチェンジでCX-5の2.5Lモデルが大幅値上げされた。本体価格290万円程度のベースグレードが廃止され、25SはLパケのみの320万円となった。同じ2.5Lの縦置きエンジンが使われるCX-60のベースグレードは299万円なので、グレード差こそあれど、最安値で2.5Lエンジンを手に入れるならCX-60の方が手頃な価格ということになる。
これでいいのか!?
2012年の先代モデルの発売当初からCX-5の基本ユニットは北米向けの2.5Lガソリンだと説明してきたMAZDAだったけど、いくら販売戦略のためとはいえ、最重要エンジンを「Lパケ」のみにするのは、ユーザーの信頼を裏切る行為ではないかとすら思う。バランス良い長距離ツアラーには、ダウンサイジングターボもHEVも不向きであり、車重に応じて適正な排気量(ライトサイジング)を採用するMAZDAの方針こそが正しい!!と訴えてきたこれまでのスタンスはどう説明するのか!?