1000万円以下の高級車(笑)の実力

 

直4ターボ嫌い

翌年に発売されたV37スカイラインが当初はV6ハイブリッド重厚仕様の1グレード展開だったこともあって、レクサスISの柔軟なグレード設定はユーザーに親切だったと思う。スカイラインは販売改善のためにメルセデスの直4ターボを搭載する廉価グレードを投入するも、この頃からだろうかFRの高級車に直4ターボはダメだ・・・という個人的な「差別意識」が芽生えた。骨太なFRシャシーを200ps前後の直4ターボが安っぽいエクゾーストで引っ張る。これ高級車か!?

 

2台の「高級車」

日本向けV37スカイラインから直4が廃止された。日産のプライドにかけてFRの直4ターボは受け入れられないという判断らしい。これで直4が主力ユニットのレクサスISの立場は厳しいものになった。ビッグマイナーチェンジでV6を廃止できなかったのも、逆風がわかっていたからだろう。同じく直4ターボが主力のメルセデス、BMW、アウディの販売はこの頃から大きく低迷している。BEVの時代が迫ってきている中でナンセンスかもしれないが、縦置きエンジンシャシーには6気筒こそが「高級車」にふさわしいスペックだといえる。

 




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