0-100km/hを3秒台で走るクルマってのはちょっと前までは、GT-Rか?911ターボか?だったですけども、今ではスーパーカーなら当たり前の数字みたいです。もちろんフェラーリ488GTBやホンダNSXも達しています。さらにボクスターやケイマンの上級モデルや、ケータハム、ロータスといった軽量スポーツカーでも達成。AWD化したドイツ車はことごとくこの水準を狙っていますから、いまさらE63AMGが達成したからといって何も驚くことはないです。
『究極の運動性能を備えたセダン』ってのは、メルセデスがずっと大事にしているスペシャルティなんだなー。とにかくスーパースポーツと互角の加速性能を求めるところにこのブランドの『熱さ』を感じます。ベース車となるEクラスはとりあえず日本向けは直4ターボのみみたいですけど、まるで『本物はこっち(AMG)だ!』と日本のメルセデスユーザーをアジってますね・・・。
最近のAMGのV8は4Lまでダウンサイジングされていますが、それでも先代を大きく上回りアメ車にも十分対抗できる500~650psくらいを捻り出す自慢の手組エンジンです。イギリスの名門アストンマーティンとの間にもこのエンジンの供給契約が決まっているようで、AMG、アストンマーティンという2つの偉大なGTカーブランドを支えるユニットになるようです。フェラーリのV8ターボや、日産、ポルシェの6気筒ターボを相手にリード出来るくらいの性能は当然に目指しているとは思いますが、ここまでのハイパワーになってくるとどのブランドでも『スゲー』って感じで、これまで乗ってきたクルマが嘘みたいになるわけですが・・・。