かなり面白くなった!そんな印象があるカーグラフィック9月号ですが、BMWデザイナー永島さんの名物コラムもいつも以上に力作です。もちろん今をときめくBMWのデザイナーが『自動運転』なんてどーでもいいことを書くはずもなく、『クルマの本当の価値とは何か?』について静かに熱く語っておられます。うーん。素晴らしい。クリエイティブな仕事をする人の文章って美しいです。そして当たり前のことですけども、そこいらの無責任極まりない昭和脳のオッサンライターがダラダラと書き散らかすクズな議論とはまったく重みが違いますね。
今回の永島さんのコラムは目からウロコというわけではなくて、とってもスカっとします。大変失礼ですが、専業のライターはこういう文章を書くべきじゃないですか!!クルマのジャーナリストを30年続けていながらも、クルマの価値が全く理解できていないかのように『思考停止』気味な文章がここ数年多いですね・・・。専門メディアとして最先端の自動車産業の取り組みを伝えるのも大事ですけど、クルマ好きがそれをどう受け止めるか?まで意識が回り切っていないで、ちょっとした疑問を提示するだけで終わってたり・・・。排ガス規制も自動運転化の波も『止まらない』『もうどうしようもない・・・』といった、一般メディアのクルマが専門でもないライターが書きそうな内容をドヤ顔で書いているオッサンライターども全員にぜひ読んでもらいたい内容です。