2017年は振り返ってみると、ミドル級のモデルはなかなかの多作でした。前回に引き続き、まだまだ「一家に一台」にふさわしいモデルがたくさんあったので追加で採点してみました。
第5位 BMW・X3 64点
BMW新型X3 Mスポーツ試乗 https://t.co/My7dTxp7mn @YouTubeさんから
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年2月19日
①エンジン5点・直4ターボ(B48)のみの投入。5000rpmのターボで十分とのことらしい。BMWのHPの主要諸元から車重のデータが抜けている。どうやら作っている側もバランスを欠いていることは認識しているらしい。
②サス7点・ライバル車はエアサスもあるけど、全くそういった需要に応えようとはしていない。しかしBMWのノーマルサスは年々嫌味がなくなっている。イイ感じだ。
③ハンドリング7点・全車Xドライブ(AWD)とはいえオンデマンド式なので、ほぼFRで走行。
④インテリア6点・そのまま3シリーズ(2018モデル)の質感
⑤コスパ5点・値引きもそれなりにありますが、値引きなかったら候補から消えるのは早い。
⑥燃費5点・直4ガソリンにはやや荷が重い。ディーゼルなら少しは増しだけど、1840kgなら余力とまでは行かない。
⑦走行安定性7点・SUVでオンロードの性能を追求するというベクトルはあまり感じない。
⑧静粛性7点・静か過ぎたらBMWじゃないけど、結構静かに感じる。
⑨デザイン7点・日本メーカーの暴走デザインとは対極にあって好感度は高い。
⑩安全性8点・ボデー剛性が高くてワイドなボデーだとやっぱり安心だと思う。
第4位 シボレー・カマロ 66点
【ベストカー】テリー伊藤のお笑い自動車研究所 #552 シボレーカマロSS アメ車応援団も限界だ!! https://t.co/WKuTxWxnh5 @YouTubeさんから
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年2月19日
①エンジン7点・アメリカのスポーティモデルは、パワーをケチらない。
②サス6点・シボレー/キャデラック最大の弱点?
③ハンドリング8点・左なのであまり自信がないけど、良く曲がる印象。
④インテリア6点・マスタングもそうだったけど、日本車やドイツ車に慣れていると、あれ!?ってなる。アメリカで一般向けに作られている質感がそのまま。
⑤コスパ7点・V8搭載モデルは間違いなく安い。
⑥燃費6点・だいぶダイエット(1570kg〜)してきたので日本でも乗れるレベルまで改善。
⑦走行安定性7点・アメリカングランツーリスモがヘナチョコな日独車を凌駕する時代はすぐそこまできている!!
⑧静粛性5点・これはちょっと残念だった。Cクラスに見られるタイプの騒音がちょっと看過できないくらいになってます。これこそスポーツモデルというのがGMの言い分か!?
⑨デザイン7点・好き嫌いの問題。
⑩安全性7点・最近のアメリカ車は安全性も高くなってきた。
第2位 トヨタ・カムリ 72点
トヨタ・カムリ試乗【LOVECARS!TV!新車レビュー2017】 https://t.co/nsrIaJQlTL @YouTubeさんから
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年2月19日
①エンジン8点・これが速くてビックリ。エンジンが気に入って買う人の気持ちもわかる。
②サス6点・トヨタのストラットはサイズが大きくなるにつれてジタバタする。
③ハンドリング6点・ここで無茶しないのがトヨタの良心なんだろね。文句があるやつはジュリアを買えばいい。
④インテリア6点・期待していたけど案外だった。ここでちょっとガッカリさせて新型クラウンへ誘導する戦略だと思われる。
⑤コスパ8点・300万円台でフォーマルにも使い倒せる上出来なクルマ。
⑥燃費9点・他のメーカーが戦意喪失しそうなモード燃費。実際に20km/L余裕なのでびっくり。
⑦走行安定性7点・FFサルーンの良さを存分に出している。バッテリー搭載位置や車高が下がり確実に安定感は上がっている。
⑧静粛性8点・さすがのトヨタクオリティ。
⑨デザイン6点・フロントマスクだけが残念。
⑩安全性8点・このクルマは北米のトヨタ車では別格の評価。
第2位 VWアルテオン 72点
VWアルテオン試乗 https://t.co/suZS0w7C9z @YouTubeさんから
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年2月19日
①エンジン7点・VWの北米新戦略を視野に入れたGTサルーン用ユニット。ゴルフR用のデチューン版ですが、パサート2.0の4500rpmピークの渋いユニットとは違ってスポーティに5600rpmピークに仕立てられています。BMWやメルセデスの2Lユニットよりよく回る。
②サス7点・R-line可変ダンパー仕様のみの導入なのですが、どのモードで走っても不快感がない。しかし走りは結構変わる。ポルシェの知見が生きている!?もっとアピールしてもいいかも。
③ハンドリング7点・味は完全に欧州タイプ。新型車種なのに「やっぱりコレだよね」という安心感がある。
④インテリア7点・外装と内装のバランスがいい。
⑤コスパ7点・280psのドイツDEセグサルーンがこの価格(549万円〜)なら満足。
⑥燃費6点・ライトサイジング化に舵を切ったVW。下手なダウンサイジング(パサート1.4)よりは安定して10〜13km/L出せるこのユニットの方がいい。
⑦走行安定性8点・FRのBMW、メルセデスよりワンランク上。重めのハンドリングが安心感を醸してます。
⑧静粛性8点・さすがはゴルフの上に君臨するだけあって頑張ってます。
⑨デザイン7点・パクリという主張もあるようですが、オリジナリティがあって一目でVW車とわかるよ。
⑩安全性8点・VWの上級車ですから悪いわけがない。
第1位 アウディA5スポーツバック 74点
アウディA5スポーツバック2.0TFSIクワトロ・スポーツ【LOVECARS!TV!新車レビュー2017】 https://t.co/HorvIuy4rD @YouTubeさんから
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年2月19日
①エンジン6点・特にアドバンテージがあるユニットではない。
②サス8点・VW車とは違う一手間入ったアウディのアシ。無様な挙動を出さないことへのこだわりがアウディに金を払う意義だと思う。
③ハンドリング8点・A4とは違う!!そんなバカなって最初は思ったけど、味付けを変える振り幅がかなり大きい。クーペはもっと違うらしいが、5ドアでも十分に違いがわかる。
④インテリア8点・メルセデスにも負けてないですよ。
⑤コスパ6点・とりあえずアウディに客が殺到!!みたいなことは起きていないようだ。やっぱりまだちょっと高い(546万円〜)のかな、コスパかなり優秀(8点?)なスカイラインと比較できるくらいにはなったけど、あっちはハイブリッドだからなー。
⑥燃費6点・小柄だけど車重で乗り心地を作るアウディ。縦置きエンジン/ミッション積んでますし、DCTだと市街地燃費はそれほど伸びない。高速道路専用機なら魅力十分です。
⑦走行安定性8点・FF/AWDサルーンの強みを発揮してます。
⑧静粛性8点・ドイツメーカーではトップクラスの静粛性。レクサスやマツダにも負けない。
⑨デザイン8点・先代が傑作ゆえに評価が難しいですけども、輝いてる。
⑩安全性8点・2013年の大失態(メルセデス/アウディが北米新種テストで日本車に完敗)の後に、地道に高めてきたので、今なら安心して変える水準。
採点をしてみての感想
特に帳尻を合わせたわけでもないのですが、妙に納得できる点数差になりました。ただしこの5台の中で一番所有してみたいのはカマロですかね。他の4台は「保守的」な進化が目につくのに対して、カマロは『何か』に挑戦している。せっかくだから右ハンドルにも挑戦してほしいところですけども。
前回の5台と合わせた「一家に一台」ランキング
10位 BMW・X3・64点
9位 シボレー・カマロ・66点
8位 プジョー3008・67点
6位 トヨタ・カムリ・72点
6位 VWアルテオン・72点
5位 アウディA5スポーツバック・74点
4位 ホンダ・シビック・75点
3位 BMW5シリーズ・76点
2位 アルファロメオ・ジュリア・77点
1位 マツダCX8・78点