When you get asked to create a superhero’s car…?? Can you guess the name of this concept car? pic.twitter.com/we1BEk26fG
— Citroën UK (@CitroenUK) 2018年3月2日
過小評価気味のシトロエン
2017年登録で走行距離わずか3,200km、新車同然のC4シャイン・ブルーHDiが218万円。Cセグですよーディーゼルですよー。アクセラやインプレッサの格安ベースグレードよりもお買い得じゃん。VWゴルフやシビックが新車本体価格が約270万円。もうこのCセグの『基本価格』が安いのか高いのかよくわからなくなってるけども、BMW118dも年明けから270万円くらいで新古車バンバン出てるから、BMWのディーゼルよりもさらに50万円引かないと売れないというシトロエンディーラーの価格設定は少々自虐的!?
VWやMAZDAよりフランスメーカーの成長が早い
ここ数年のプジョー=シトロエン(PSA)のモデルは、ユーロNCAPのスコアを見ても、欧州のホンダ/マツダとでもいうべき安全設計なので、どこぞのドイツブランドよりもずっと安心して買える(断言)。PSA車とドイツ車の大きな違いは北米に進出しているかどうかですが、ドイツ車はアメリカのIIHS(自動車保険の料率を決める衝突テスト)で結構ボロを出すんですよ。ユーロNCAPでも最近ではフランス勢の方がスコアが良いくらい。特にBセグなんかルーテシアがドイツ車を圧倒するなどフランスメーカーの好スコアが目立つ。いよいよ先行予約が日本でも始まったらしい新型VWポロは名誉挽回できるのだろうか?
フラ車で山岳超えハイウェーを走れるのか!?
それでもCセグだろうがDセグだろうがトーションビームで走りまくるフランス車じゃ、タイトなコーナーが出てくる中央道や上信越道を通るドライブが多い人は購入前にちょっと気になるかもしれない。まあいざ走ってみれば杞憂なんだろうけど(まあエスティマ程度には走れるだろう)。どんな高性能なクルマを選ぼうとも日本の過酷な環境を考えると一定の不安は出てきます。例えば突然の降雪が増えてますが、これはRWDのクルマにとっては結構致命的です。ウデに自身があるのは結構ですが、もう何度FR車に道を塞がれて引き返したことか。東京都では雪降るとクラウンのパトカーは出てこないし。まあそんな日にスピード違反する奴もいないのだろうけど。ちょっと余計なことを言うと、そもそも警視庁のクラウンという選択はおかしい。まともに捜査する気があるの!?365日出動するならやや不人気のWRX・S4とかいいんじゃないですか!?速いし。
AWDって何?って感じのシトロエン
あらゆる天候を考えると行き着く先はAWD。残念ながら日本向けシトロエンにはAWDがないです。PSA自体がAWDを作るという考えがほとんどない。ハルデックス(VOLVO、VWなど)に無駄なコスト払って低スペックなオンデマンドを供給してもらっても仕方ないなーって思ってそうだ。本国向けのAWD車は三菱OEM(倉敷製造のRVR)で賄っている。しかしAWDなんてさ。一般的に燃費が悪いし、ハンドリングも悪いし、乗り心地も悪いし、ボデー&シャシーもヤレやすくなるし。結局のところ日本ではどれを選んでも不満は出てくる。だからその分の埋め合わせができるくらいの特別な「魅力」があるクルマを選んだ方がカーライフは楽しいと思う。まあ雪が降ったら警視庁のように休めばいいんだから。
シトロエンの評価・・・意味がない
シトロエンってよくリアルな知り合いに『具合』を訊かれるブランドです。価格は手頃だしデザインも個性的でインスタ映えするブランドくらいの情報は、非クルマオタクにも十分に伝わっているようで、気になるらしい。しかしシトロエンは、日本で展開している日独の有力メーカーとはちょっと違った独特のベクトルを持ったブランドなので、素人相手に説明を試みると、これが非常に難しいことに気がつく。例えば「良い、A、B、C、D、E、悪い」の五段階で評価するとして、トヨタをオールCだとするならば、シトロエンって実際のところ「走り」C or D、「静粛性」C or D、「エンジン」D or E、「シャシー」C or D・・・くらいじゃないですか?これじゃあデザイン以外の魅力はなかなか伝わらない。
シトロエンのレヴューを読むと業界の闇が見える
プロのレビューを読んでいても、シトロエンに関してはかなり苦労してる。とりあえず「ダメ」って書いちゃダメ。どこの編集部も日本車への批判はウェルカムで、輸入車への批判はタブーが大原則(守らない奴は干される)。まずその歪んだ先入観を直さないと、ジャーナリズムにならないのですが、イギリスやドイツのカーメディアもなんだか同じようなバイアスがあるから、仕方ないのかなー。とりあえず「IT以前」から活動するジジイライターを根絶やしにしないと、健全なメディアにはならない。そもそも「健全」を求めることが間違いと指摘されそうだが。
TOP GEARに出てこないブランド
シトロエンに関しては「欠点」はユーザー自身が、調べて頭で考えればそこそこわかるだろうし、性能自慢のドイツ車・日本車とは本質的に違うってことを受け入れられれば何も問題はないはず。有名な英国雑誌「TOP GEAR」にシトロエンが滅多に出てくることは無いし、日本版の巻末にシトロエンの項目はあるけど、C4ピカソが1台出ているだけだ。それに対してSUZUKIやDAIHATSUは複数のモデルが巻末の項目に出てくるし、本編の特集に取り上げられることもよくある。
それでもシトロエンは無敵だと思う
日本車は無駄に難しい技術を使っていると感じることもある。ステアバイワイアとか4WSとかほぼ自己満じゃないか? そしてドイツ車はちょっぴり過大評価されている。結構意味不明なモデル多いのだけどな。それに対してシトロエンのクルマにはある種の「悟り」を感じる。ルノーの「ZEN」グレードもそうだけど、フラ車ってのは「悟り」が好きみたいだ。残念ながらカーメディアの連中の語彙力には限りがある。彼らはシトロエンを表現するすべを持たないだけなのかもしれないが、もっと日本で評価されていい気がしているのは私だけではないはず。。今年から来年には新しいC4が登場するらしい。なんだこのエキセントリックなスタイルは!! 日本で人気のどんなブランドの乗用車であっても、ショッピングセンター、道の駅、サービスエリアの駐車場で、この新型シトロエンとタイマンする姿を想像すると、全く勝ち目がないように思う。結局のところカーメディアやクルマオタクの評価は得られなくても、シトロエンは無敵なんだよ。
New Citroen C4 Cactus PureTech 110 petrol UK review https://t.co/VOXqc1RGmj
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年3月13日
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