Street savvy. (Photo credit: Nick L.) #ThatsMyDodge pic.twitter.com/eCZntgWs4K
— Dodge (@Dodge) 2018年2月23日
日本車とドイツ車は行き詰まっている!!
自動車メーカーにとって何より大事なのは「アイディア」で、どこの自動車メーカーも血眼になって面白そうなものを探してくる。新型モデルには新しい技術を入れるのは日産の伝統なようで、最近でも、V35スカイラインはV6エンジン、V36は4WS、V37はステアバイワイア・・・クルマオタクしか認知しないレベルの技術をわざわざ盛り込んできます。
センスはない!!単なるギークだ!!
カルロス=ゴーンが乗り込んできた時は、それぞれのモデルごとにウジャウジャと開発部の人員が割かれていて、AWD技術も車種ごとにバラバラに開発されていたんだとか。AWDすらまともに作らないフランス自動車産業からやってくれば、日本メーカーはさぞかし「オーバースペック」だらけに見えたでしょうけども、例えばエクストレイル用の駆動システムの複雑さがどんな時に役に立つのか担当者に問いただすと、「川を渡る時に威力を発揮します」と言い放ったそうだ・・・。もうこの武勇伝だけで日産好きになっちゃうわ。
日本メーカーに何を期待するの!?
コストカッターがやってきて日産も人員整理が進んだせいか、確かにトヨタ、ホンダに比べて研究開発費の総額はやや少なめ。トヨタ1兆円、ホンダ6800億円、日産5000億円。しかし売上比においてはトヨタ1兆/28兆円で3.5%、ホンダ6800億/14兆円で4.8%、日産5000億/12兆円で4.1%ではありますが・・・ちなみにスズキ4.3%、マツダ3.9%、三菱4.5%、スバル3.3%です。カーメディアが技術を手放しで褒めるマツダやスバルは意外にもトヨタと並んで業界では最低レベルです・・・。
高級車作りとは・・・詐欺みたいなもの!?
どのメーカーもバブルの頃に比べたら相当に予算は切り詰めているとカーメディアのジジイはしつこく言ってますが、バブル期より売上は桁違いに多いので総額自体は減ってない。ただし技術のレベルが上がっているのでお金がいくらあっても足りないってことはあるでしょうね。そんな中で効果的にクルマを売るアイディアを血眼になって探し、世界の自動車産業同士がお互いにアイディアを出しあっているようです。フェラーリはずっと念願だった『ハイブリッド&Eデフ』の技術を手に入れ、3000万円以上するスーパーカーに投入することができました。日本メーカーに権利を押さえられていたものがだんだんフリーになってきているらしい。
大変貌のレクサスLSだけどレビューの結論は同じ
フェラーリやポルシェはバブル期の日産などが作った技術を掘り出せばいいですけど、日本メーカーにとっては技術的にパクるものがない。どーしても何かをクルマが売れるきっかけが欲しかったトヨタは、レクサスの最上級モデルLSの設計をアメ車から拝借したようだ・・・。ごくごく一般的なレビューを読むと新型LSは、メルセデスSクラスやBMW7シリーズと比べて「どれくらいのポジションなのか?」みたいな、もう読むだけ時間の無駄な内容がダラダラと進行してます(結論もほぼ一緒!!K口さんもF野さんも一緒!!そんなバカな!!)。ステレオタイプ過ぎるオッサンたちの小銭稼ぎレビューにはまず出てこないことを書くと、新型レクサスLSはいよいよドップリとアメ車にインスパイアされている・・・と思う。
— Dodge (@Dodge) 2018年2月18日
マーケットを無視するな!!
クルマに限らず全ての商品はマーケットの嗜好による。当たり前ですけど、GDP1700兆円&1200兆円の二大マーケット抜きには、LS、Sクラス、7シリーズなどのクルマは企画すら成立しない。Sクラスも7シリーズも試行錯誤の真っ最中でしかないから、安易なベンチマークはできないことはトヨタもよくわかっている(けどレビューでは・・・)。より戦略的に動いていくならば(ドイツ勢に先制パンチを浴びせるなら)もうアメ車をパクるしかない!! つまりアメリカ人の好みが投影されているであろう『モデル』を色々とサンプリングして、あれこれ考えながらレクサスLSに取り入れられそうなエッセンスを探す。
ビッグ3復活後のアメ車には艶がある
おそらくサンプリングされた候補は・・・CT6(キャデラック)、コンチネンタル(リンカーン)、コルベット(シボレー)、カマロ(シボレー)、マスタング(フォード)、モデルS(テスラ)、チャージャー(ダッジ)といったところ。これらは2007年にビッグ3が揃って経営破綻して、公的資金投入によって再建された後に出てきた、とても伸び伸びとしたデザインが特徴のモデルばかり。どん詰まり感が半端無い日本や欧州の高級車にとっては格好の研究対象じゃ無いですかね。
高級車が嵌る「ダサいループ」
レクサス、メルセデス、BMW、アウディが同じサイズで同じ価格帯の高級車を作ってしのぎを削ってきたはずが、蓋を開ければ、誰も期待していない「フラッグシップ・グループ」になってる気がする。レクサスとドイツ車はお互いに「ダサい」ところを真似しあっているってF野さんが「世界自動車戦争論」に書いていたよ。年月をかけて洗練されたはずのプレミアムブランドのフラッグシップですが、プロのライターも素人のライターも、SクラスやLS(先代)のアイディア不足をぶった切り(そんなにひどいか!?)。7シリーズやA8なんて俎上にも上がらず・・・。マッサージ機能とデジタル画面なインパネ。日本車やドイツ車にしてはやたらとスカスカで開放的な車内。明らかにオリジナルはアメ車文化の要素なんですけども、カーメディアのジジイどもは絶対に認めようとしないなー。
LSもクラウンもダッジ・チャージャーへの「愛」だ
このクルマがとても好きなので、多少はバイアスがあるかもしれないですが、LSの佇まいを見てすぐに「チャージャーじゃん!!」と閃いた。特にフロントとリア、あとホイールハウス周りのデザインには「チャージャー」への愛情を感じる。先代までは絶対になかったけどLSもクラウン(未発売)もなんかいいかも!?って思った。今時のクルマってのは乗り心地とか大体はよくできているので、ちょっとしたことを大袈裟に気にする必要ないと思う。うるさく言う奴に限ってタイヤを替えようともしなかったり・・・。そんなことよりも「愛」があることが大事なんじゃないか!?このクルマを作った人はもしかしたらあのクルマが好きだったんじゃないか!?とか気がつくのが楽しい。もっと世界には「愛」に溢れたクルマが増えるといいですね。
LS&クラウンは「日本版ダッジ・チャージャー」と呼ぼう
Chiseled. (Photo credit: Brandon K.) #ThatsMyDodge pic.twitter.com/rNIMyJpngP
— Dodge (@Dodge) 2018年2月1日
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