世界のカーメディアが「MAZDAを見ろ!!」と言っている
先行して技術発表会を行ったり、ティザー画像を出したりブランディングに余念がないMAZDA。技術においてもデザインにおいてもブレークスルーが得意なメーカーなので、新型モデルはどれも力作ぞろい。今度のMAZDA3にかける意気込みは相当なものがあるようで、ファンの期待は高く、世間の注目度も高い?果たして11月28日にどんなスタイルのセダンとハッチバックが登場するのだろうか!?
ゴルフも同時公開!?
同じLAモーターショーではVWゴルフ8も同じタイミングで発表になると英国メディアは報じている。先日もフォーカス、MAZDA3、ゴルフが欧州市場のトップ3・Cセグだとオートカーが認定していたけども、3強のうちの2つが同時に公開されるということで欧州カーメディアの注目度は高い。実際の市場の関心はどれほどのものかわからないしみんなSUVにばかり注目しちゃうんじゃないの!? 年産50万台で欧州と中国に君臨するゴルフと、年産40万台でカナダ、オーストラリアなど地域を問わずに人気のMAZDA3。この『11.28世界タイトルマッチinL.A.』の勝者にどれほどの価値があるのだろうか!?
このタイミングで「魁コンセプト」登場なら最高だったかも・・・
こんな最高の舞台が整うなんて思ってもなかったかもしれないけど、もしあの「魁コンセプト」のデザインが11月28日に正真正銘のワールドプレミアだったなら・・・あの王者ゴルフを完全に地べたに這いつくばらせることも可能だったんじゃないだろうか!?MAZDAとVWではやっぱり見えている世界が違いすぎる!!と世界の人々を納得させることができたんじゃないかと思うんだよなー。さてネタバレのハッチバックのデザインはどれほど話題になるのだろうか!?Cピラーの際どいラインはそのまま踏襲されているから再現度はなかなか高いんじゃないかと期待できるけども・・・。
New 2019 Mazda 3: LA Motor Show debut confirmed https://t.co/X7U6Iq1eNl @AutoExpressさんから
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年11月9日
セダンはなぜマル秘なの!?
すでにティザーによって存在が明らかになっているセダンのデザインがもっと気になる。2台を重ねる構図で絶妙にCピラーの根元から先のトランクにかけての造形が隠されている。ルーフラインはほぼ見えていて、特に4ドアクーペのように横方向に一辺倒な低いラインではなく、いかにも古典的なスモールサルーンのような丸みに見える。これは果たしてどーなんだろうか!?隠している部分に何か秘密があるのか!?それともすでに後悔しているのか!?・・・そもそも自信があるならさっさと見せるのがMAZDAじゃないだろうか!?
リアの造形を予想
Cピラーの付け根部分は、スモールサルーンのデザインで最も破綻が見られやすい。例えばメルセデスCLAだと、Aクラスの高さに誂えられたボデーラインがリアBOXに差し掛かる付近で曲線率が代わりデザイン的に分断されてしまっている。ホンダのグレイスやトヨタのカローラアクシオでも同じ傾向が見られる。それに対してプリウスやシビックセダンは「サイバーデザイン」とでも言うべきリアBOXを厚めにつけるデザインになっている。新型MAZDA3セダンの後方はとりあえず曲線率の変化があからさまに見えるような処理には見えないし、「サイバーデザイン」でもなさそうだ。
MAZDAなら綺麗に作っているはず・・・
ホンダ・インサイトの新型が発売された。スモールサルーンではなくDセグのど真ん中くらいに拡大されているセダンなのだけども、リアのデザインは全長というアドバンテージを生かしてスッキリとうまく作っている。どうやら新型MAZDA3セダンのリアもこのインサイトのようなタイプになりそうだ。さらに全長4465mmながら全高を1405mmまで落として綺麗なルーフラインとリアへの一貫性を持ったデザインと持つスモールサルーンのお手本みたいなアウディA3セダンがあるけども、もしかしたらアウディをパクってしまっているかもしれないが・・・。
四面楚歌というべきか・・・
あと半月ほどMAZDA3セダンのリアはどう処理してあるのか・・・と考え続ける日々が続くのか。12月にはインサイトが先行して発売され、来年の上旬にもAクラスセダンという新種が日本に進出するらしい。同じくカローラアクシオが3ナンバー化され、日本でもカローラのセダンに再び2L自然吸気エンジンが乗るらしい。2L&強力モーターの最新式ハイブリッドシステムも投入されるとかいう噂も。1.6L直3ターボで200psという選択肢もあるらしい。しかも4700mm近辺のサイズとなるとBMW3シリーズもすでに新型が発表され来年に日本でも発売になる。
まさか!?現行レガシィB4の北米発表のような失態は・・・
SPCCIユニットと超絶デザインで勝負を賭ける新型MAZDA3ですが、メルセデス、BMW、VW、ホンダ、トヨタの分厚い壁を打ち破ることができるのか!?たとえ互角以上のクルマを作ったとしてもブランドの知名度で勝るドイツ勢と、ディーラー網と営業力が圧倒的な大手日本メーカーに囲まれている。アメリカではテスラモデル3が、中国市場では中国版テスラとか言われているNioがEVの量販車の発売を始めた。新型MAZDA3はとても窮屈な商売を強いられることになりそうだけども、LAモーターショーの主役はMAZDAだ。世界の注目が注がれる中で、デザインを隠しているセダンはどんなインパクトを与えてくれるのだろうか!?もし自信がないなら今からで遅くはない・・・発売を延期してもいいと思うけど。期待と不安が入り混じったノベンバー・・・。
「やっぱりトヨタが嫌いだー」