日本メーカーはなぜ多いのか!?
自動車メーカーがやたらたくさん残っている日本。アメリカもドイツも韓国もほぼ最小限まで統合されていますが、トランプ大統領が指摘するまでもなく、大蔵官僚出身の著者が書いた『戦後経済史』の中で、日本がOECD加盟とIMF8条国となった1964年にバカ通産省が『特別産業振興臨時措置法』という戦前マインドの立法を企画したが、天下の大蔵省が後ろ盾になってぶっ潰した!!と書いています。さらに大蔵省がなければホンダもマツダも消えていた!!・・・とも。そりゃ大変だこの2つのメーカーがなければ、10年後のマスキー法はどーなっていたのか!?
旧・大蔵省は偉い!?
国内自動車メーカーを再編させて米国メーカーに対峙させようとした通産省の立法の方が、極めてフェアな判断ではあるのですが、大蔵省は「アメリカなんてどーやってでも騙せる」と思っていたらしい(終戦直後に完全にGHQを手玉に取った実績あり)。いくらでも代替法で米国資本の日本参入は防げると見込んでいたようです。つまりアメリカには「見えないチカラ」でGMやフォードの侵略を阻んだみたいですね。大蔵官僚はエラいから「ノー◯ン・しゃぶしゃぶ」に行ってもいい!!と思っていたんでしょうね。・・・が今やアマゾンやアップルの侵攻が止まらない。
過当競争はもう勘弁
大蔵省はそれなりに優秀だったのかもしれないですけど、整理されず「護送船団」で成長を続けた日本メーカーが、国内市場で乱立しているので、販売店の経営は大変です。たくさんあるのだから多少は競合を避けて高級ブランドと大衆ブランドの2段階くらいに分かれればいいのに、どこも「中流ブランド」ですから、これまた厄介なことだー!!しかも品質だけならダイハツが平均的に高い。高級ブランドはドイツメーカーに支配されたまま、レクサスはくすぶっているし、アキュラやインフィニティは勝算がないからやってこない・・・(ディーラー網が作れない!?)。別の見方をすると、ヘンタイのトヨタしか勝てない過当競争の市場で、他の日本メーカーは疲弊しきってもうやる気が出ない・・・。
憂鬱でしかない日本市場
日本市場も中流が消滅しつつあり、『エコ&高機能ファミリーカー』と『軽自動車』の2軸で各メーカーがお互いにマウントの取り合いになっていて、その蓄積疲労でファイトスタイルも全く「らしさ」が失われている。『エコ&高機能』市場でトヨタにとことんヤられたホンダが『軽自動車』に大挙参入してシェアを確立した。たまらずに追い出されたスズキは『エコ&高機能』市場にゲリラ戦を仕掛けるも、ダイハツOEMのおかげで開発ソースが2倍になっているトヨタの前にことごとく阻まれている。スバルはレヴォーグで、マツダはCX-8で『エコ&高機能』市場にちょっとした風穴を開けたけど、値引き販売を強化したドイツ勢と、日本車並みの低価格になっているMINIやフランス勢の反抗もあって思ったほどシェアが伸びていない。
インサイトは注目度が高い
MAZDAが「デザイナーブランド(DCブランド)」として、変化に乏しい日本メーカー群を引っ張っている。なんの因果があるかはわからないけども、コンサバだったクラウンのリアデザインは大きくチャラい方向に進化したし、ホンダの新型セダン(インサイト)はブランドイメージの斜め上を行っていて、やたらと注目度が高い。ケツがデカくなってしまったシビックセダンとは真逆の小尻スタイルは、80年代の美しかった日本車を連想させる。新型インサイトの関連記事をツイートすると、MAZDA3以上の反応があります。
日本のMODEとは!?
MAZDAがデザイン面で目立っていることに関して、お目が高い人々からは、「アルマーニ(両方)やプラダ」(アウディ)を分解して再構築している「コムサ・メンやエポカ・ウオモ」(マツダ)みたいなものだ・・・とか言われてるみたいだ。まー確かにMAZDAとEPOCA-UOMO(三陽商会)はちょっと似てるかもしれない。何もわかってないであろう外野がやたらとうるせーってことに関して・・・。
ブランド論は一人歩きしてはダメだ・・・
バーバリーのライセンスが切れてから業績が悪化している三陽商会がネットメディアで報じられると、バカみたいなコメントがたくさんやってくる。まるでMAZDA記事の時みたいに。「バーバリーに依存し過ぎ」とか「バーバリー無しには無理」とかさ・・・服を品質本位で見ない連中がガヤガヤうるせーんだよ!!って三陽の社員は思っているよきっと。国内はユニクロ、しまむらの2強。バーバリー以前の問題が横たわっていることすら見えていない。カネ持ってる50歳〜60歳くらいのオッサンが徹底的にダサいって問題はあるかもしれない。統計上は給料が安いと言われている40歳代もブランドもの買わない。スーツは・・・で済ますから、量販紳士服メーカーは軒並み好調だそーです。
ブランディングの神様降臨!?
「MAZDAじゃ無理」とか「EPOCAじゃ無理」みたいなことを、まるで自分がマーケティングの神様であるかのようにブランド神話を語るステレオタイプなオッサンは・・・とにかくダサい(マーケティングの奴隷だろ)。ネットメディアが発達した現代では、いいモノを作っていれば勝手にファンがブランド化してくれるし、ダメなモノを作れば・・・そのブランド価値はすぐに失われるだろう。MAZDAもEPOCAも「MODE」を突き進めばいいんじゃないかと思う。今の段階では日本の中のモードでしかないかもしれないが、世界をリードする存在にだってなれるんじゃないかと思う。
海外カーメディアの注目度が異様に高い
発表前から誰もが「MODEの誕生」と信じて疑わない・・・新型MAZDA3。初代モデルはまさしく「伝説」だけども、それに続くアウディTTの新型発表に、ここまでの「畏怖」を伴った前夜があっただろうか!?大混乱の自動車業界ゆえに、このあとどんな展開が待っているのかまったくわからないけども、今の段階(2018/11/23)ではMAZDAは世界の最先端だ。世界で最も重要なブランドの新型モデルがもうすぐ発表される!!・・・と海外のカーメディアが騒いでいる。
SUBARUは・・・
別に『SUBARUはユニクロだ!!』という安易な結論など考えてないです。『coen』というユナイテッドアローズグループの、カジュアルブランドなんですけども、価格がリーズナブル過ぎて、これ大丈夫かな!?ってちょっと不安になるのですが、デザインが気に入ったものをネットで買ってみてもまず裏切られることがないというなかなか優れたブランドです。これが一番スバルのイメージに被る。ユニクロは絶対買わない派です。デザイン性が完全に放棄されているから。「この品質でこの価格はありえない」とかステマが流れてますけど、coenの「ポリウレタンをとりあえず入れてます!!」的な服に慣れてると、ユニクロってのは「知らない人向け」なんだなーって気がする。福野さんに乗っかって言ってしまえば、ユニクロ=ボルボ&BMWだと思う。
MAZDAとSUBARUを買えば満足かも
MAZDAとSUBARUのデザイナーは裏で共謀している!?MAZDAは「モード路線」、SUBARUは「ノームコア路線」で潰し合いは避けましょう!!MAZDAのセダンとSUBARUのSUVを2台持ちしてモードとノームコアを両方楽しもうという「道楽」もあるかもしれない。MAZDA3セダンとフォレスターの2台があれば、ATとCVT、横置きFFと縦置きAWD、SPCCI/ターボと自然吸気/eボクサーが楽しめる。逆にCX-5とWRX・S4・STIスポーツの2台でどっちもガソリンターボを選んで、全く特性が違うターボユニットを楽しむってのもありかもしれない。
「三菱に文句が言いたいゲス野郎にはBMWがお似合いだ!!」
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