第4位 レクサスRX
グローバルでの販売台数で判断すればレクサス最強のシリーズは「RX」となる。90年代の終わりに北米では「RX」、日本では「ハリアー」として販売され日米両方でスマッシュヒットした。トラック車台を使ったクロスカントリー車はジープやランドローバーなどあったけど、乗用車のモノコックシャシーを使って作るクロスオーバーモデルはこのハリアー/RXが最初らしい。今ではほぼ全てのメーカーが同様の方法でSUVモデルを仕立てるようになっている。
初代ハリアー/RXのコンセプトは大きく変わることなく現行モデルに受け継がれているけど、20年以上の歴史を経てラグジュアリーSUVというジャンルの使い道は、個人所有の乗用車需要を掘り起こす起爆剤であり続けている。冒頭で述べたようなレクサスがキラキラと提示している「良質なプライベート空間の提供」というコンセプトをより幅広い階層のユーザーに提供できている。LSやLCのような「洗練された移動空間」がフラッグシップモデルの半額くらいで提供されている。そりゃ売れるに決まってるよなー・・・。