第1位 RC
ちょっと意外な結果かもしれないけど、間違いなくレクサスにとって重要なモデルはこの「RC」だ。日本向けには他社も後手を踏んでしまう2ドア車で、目立った販売台数が期待できない。それなのに、なんでこのモデルだけエンジンがレクサス最多の4つも用意されているのか!?しかも自然吸気が2つもある!!ボトムグレードになってしまう2Lターボであっても、輸入ブランドの同クラスエンジンとは違って比較的に高回転まで回る配慮されている。さすがに同価格のスカイラインのV6ターボの前には沈黙せざるを得ないが・・・。
RC-Fに搭載されるV8はもはや世界でも稀有な存在だ。フェラーリやマクラーレンよりRC-Fがいい!!と声高に主張できるくらいのエンスー度の高さを備えている。採算を度外視してレクサスは何かを護ろうとしている。決して失ってはいけない伝統。たとえ世界のクルマがことごとく電動化されたとしても守り続けてくれるかもしれない。世界中の熱心なクルマ好きからそんな淡い期待の熱視線を送られている。クルマ文化を守る第一人者はポルシェ、マツダ、ホンダ、フェラーリ、ランボルギーニでもなくレクサスじゃないか!?「RC」はそんな世界中の希望をレクサスに集める求心力として静かに存在感を発揮している。