はじめに
筆者は国家資格である「マーケティング・ライセンス」の取得者でもなく、国が設置する「マーケティング・スクール」の卒業生でもありません。「マーケティング」に関してはシロウトです。偉そうな文面とよく言われますが、それらをご承知の上で軽い気持ちでお読みいただくと幸いです(批判コメはノーサンキュ・・・)。
トヨタは結構ギリギリ!?
社長が直々に出演することで、「ドラえもん」とは全く異なるターゲット層へと、自らのブランドストーリーを伝える「トヨタイズム」が発信されて数年が経つ。アグレッシブなメッセージからは、なんかよくわかんないけどトヨタは色々考えてクルマ作っています!!みたいな雰囲気は伝わってくる。そしてサブリミナル的にリアルなメッセージも盛り込まれている。EV化の世論が高まれば、「エンジンの音は無くせない!!」とノスタルジーに訴え、ライバル社が自動運転車を市販すれば、すかさず「トヨタでも自動運転はもう完成してます!!」とアピール。
悪魔の利益率!?
カーメディアのコメント欄に並ぶ「健全経営のトヨタ」「トヨタは完璧すぎる」といったメッセージの裏には製造業の枠を完全に超えた驚異の利益率10%超という数字がある。「老後資金」の話しかしない内閣府の誘導もあって、日本の高齢者様はこの数字を好意的に受け止めているようですが、トヨタのような「企画」会社が巨額の利益を上げるために、その下請けではどれだけの若者や外国人労働者が「労働搾取」があることを想像しないのだろうか!?