スバルの本気
2020年の日本COTYを受賞したスバル・レヴォーグは、日本を代表する「真面目」なグランドツアラーとして望むべく評価を得たように思う。クルマに対する個々の評価は180度変わるものだけど、あらゆる日本メーカーへ切望されていた「サイズ」と「スペック」を真っ当にまとめ上げた1台という意味で、今の日本の自動車文化を背負って立つ「絶対正義」な存在かもしれない。
アメリカ優先
「日本市場軽視」の意見にどう答えるか!?という決断にスバル内でも真剣な議論があったと思われる。すでに売上の80%以上を北米で計上している「アメリカメーカー」という立場であるから、日本市場はTOYOTAやMAZDAに任せておけばいいという意見もおそらくあっただろうし、GDPが停滞気味の日本ではもはやスバル車を買う余力すらなくなりつつあるし、スバルの基本設計では「エコ燃費アピール対決」ばかりの日本市場で戦い続けることはできない。モード燃費と値段でクルマを決める連中相手の商売はもううんざりなんだろうな・・・。