初代BRZの功績
堅牢なシャシー&ボデーに、低重心を感じる水平対向ターボ。初代のBRZ&86は動き出した瞬間から存分にフラットで、比較的に低価格に抑えたスポーツカーだとナメていた人々の度肝を抜いた。金額でクルマを判断する頭カチカチの人は今でもバカにしているかもしれないが、文句なしに非常に優れたドライビング・エクスペリエンスを備えたクルマだ。余計なことを言ってしまうと、それまでのスバル車、トヨタ車では考えられない乗り味ですらあった。同時期に開発されたであろう先代レヴォーグ&現行WRX・S4ではステアリングフィールから、シート剛性まであまりに違いすぎる。
次期WRX・S4は期待できる
駆動方式、ターボの有無など先代レヴォーグを引き継ぎ、決してBRZ寄りではないのだけど、2代目レヴォーグへと進化する中で、明らかにキビキビとしたハンドリングの印象が強い。すでに公開されている新型BRZに続き今年に発表されるであろう新型WRX・S4はいよいよGTサルーンとしてセンセーショナルな存在になりそうな予感がプンプンする。300psにこだわらずに、新型レヴォーグと同じ1.8Lターボでいいかもしれない。単純比較はできないけども、正統派GTサルーンとして進化しているレクサスIS350すらも超える日本車随一の存在になってももう驚かない。