フラッグシップエンジン!?
2030年代になったらエンジンを搭載しているクルマは、今よりもずっと厳しく規制されて、東京都などでは販売されなくなっているのだろうか!?すでに4割くらいの新車がHVであり、トヨタやホンダのハイブリッドシステムは規制の対象外になるであろうけども、ちょっとした電動デバイスを付けただけのスカイアクティブXや、レヴォーグ、フォレスターから搭載が始まった1.8Lガソリンターボは規制の網に引っかかってしまうかもしれない(1.8Lターボにも電動デバイスを装着する予定があるらしいが)。2020年に登場したMAZDAとSUBARUのフラッグシップ格と言えるユニットは、やはり「非常識」に感じるし、当然だけれども経営上の観点から批判に晒され、株式市場の支持を得られにくい原因になっているようだ。
転換のタイミング
MAZDA、SUBARU共に熱烈なファンを抱えていることもあって、ドライビングフィールで個性を出しておけば、ファンが勝手に後付けの解釈を加えてくれる・・・そんな「依存」気質で甘えている節もある。トヨタ、VW、ルノー日産といったメガメーカーとは「異なる」クルマを作らなければ生き残れないのは間違いないけども、業界全体が転換期を迎えるにあたって両メーカーの「変態さ」が際立ってきた。もはや2050年頃にはMAZDAもSUBARUも業態が変わっている可能性も高いが、現在販売されている両ブランドのモデルがその独特な設計ゆえにクラシックカー市場を賑わしているかもしれない。