第2位 スバル 8931台(前年同月比149%)
怒涛の新車ラッシュ開始
2020年の後半にレヴォーグのFMCとフォレスターのビッグMCで一気に畳み掛けてきた。強力な新車効果で3ナンバーの2位を奪取し、昨年比1.5倍の驚異的な数字を叩き出した。グローバルでの最量販車種であるフォレスターと、レガシィツーリングワゴンの伝統を受け継ぐ日本市場向けモデル・レヴォーグの二枚看板はどちらも評価が高い。この2モデルをそれぞれずっと待っていた人がたくさんいたようで、改めてスバルの「潜在的競争力」の高さを思い知った。スカイライン、シビック、ロードスター、3シリーズ、ゴルフといった国内市場の定番シリーズでもこれほどの数字を積み重ねるのは難しいだろう。「希望購入者」の動員力はフォレスターやレヴォーグの方が上だということをハッキリ示した!?
EV化に一石を投じた!!
310万円〜という本体価格にも関わらずレヴォーグは軽く8000台の受注を積み上げたらしい。それほど目立ったスペックを持たない古典的なワゴン車に、多くのユーザーが乗り出し価格では400万円を超える金額を支払っている。しかし気持ちはよくわかる。試乗すればわかるけどなんか「特別」な感じがする。まさに即決したくなるくらいのクオリティで、乗り味も今までのスバル車のイメージをだいぶ変えてしまうくらい良かった。しかしこのユーザー行動は、他社からしてみたら想定外だったかもしれない。え?全然電動装置ついてないのにそんな価格でバリバリ売れちゃうの!?モーターよりもシャシーの方が大事だったのか!?ってちょっと疑心暗鬼になってるかも。
2021年もさらなる成長!?
今年はさらに「WRX・S4」と「BRZ」のダブルのフルモデルチェンジらしい。2.4Lのターボと自然吸気がそれぞれ搭載されるのだろうか!?完全にアメリカ市場メイン(80%以上)のスバルだけども、日本市場向け「4つのフラッグシップ」(SUV、ワゴン、セダン、スポーツカー)を配置してくる。モード燃費なんて知らん!!そんなもの気にするヤツは水平対向エンジンなんて選ばない方がいい。燃費よりも安全性を求めるユーザーだけ買ってくれればいい!!そんな高らかなメッセージが聞こえてきそうな展望。BRZに至っては新開発の2.4L自然吸気エンジンだってさ!!そりゃドライブフィールも当然に最高だろうし、ポルシェのフラット4ターボなんかよりずっと良いのでは!?