GRミライース
軽くて丈夫なシャシー
「GRコペン」が発表された時に、多くのクルマ好きの脳裏にちょっと浮かんだであろうイメージが・・・「GRミライース」だったのでは!? トヨタにOEMされているモデル名で「GRピクシス・エポック」でもいいけど、知名度はいまいちでちょっと残念な感じ(ネーミングは非常に大事!! )。ここはダイハツに華をもたせて、1980年から使われている伝統の車名を前面に出したい。企画概要は言うまでもなく「GR&ダイハツ版のアルトワークス」だ。ターゲットの「アルトワークス」といえば、150万円でレカロのバケットシートが付いてきて、MTもAMTも精度が良く、もう感激の涙が出てきそうなスズキ渾身のスポーツモデルだ。670kgに抑えた車重を軽ターボでブン回す「ストリート」「峠」「サーキット」とステージを選ばない市販車ベース車のレベルを超えたスポーツ・オールラウンダーで、パワーウエイトレシオは最新のBMW318iを軽く上回る。
150万円の究極設計
GRのコンセプトは「多くの人にクルマの奥深さを知ってもらう」なのだから、ラインナップに1台くらいは「150万円縛り」の究極のユーザーフレンドリーマシンがあってもいいのでは!? さらに期待されるのは64psの自主規制を取っ払った80〜100psくらいの上位スペックモデル(GRコペンにも応用?)で、税制優遇に対する批判の声も上がりそうだけども、軽自動車への人々の意識も大きく変わるんじゃないだろうかと思う。日本メーカーが主に4つのグループに分かれて開発競争を繰り広げている分野であり、第3のビールじゃないけど、税制優遇分野で過当競争が始まり製品の進化が一気に進むのは当然の市場原理なのだろう。知り合いのクルマやレンタカーで軽自動車に乗るけど、毎回「え!?こんなによく走るの!?」って絶賛したくなる。やはりクルマに必要なのは「感動」だ。