GRアバロン
トヨタらしからぬクールなエクステリア
カムリと同じTNGA-Kプラットフォームを使うFFの大型サルーン。4885✖︎1840✖︎1445サイズのカムリに対して、その上級モデルとなるアバロンは4975✖︎1849✖︎1435となっている。クラウンよりもワイドでより伸びやかな高級感を醸しているカムリの北米向けV6モデルをベースにした「GRカムリ」でも良いと思うのだけど、せっかく日本に導入するなら差別化されたアバロンを持ってきた方が反響は大きそうだ。3.5LのV6同士を比較するとカムリが24000ドルでアバロンが35000ドルとなっていておよそ10000ドル(100万円)ほど高い。実際それほどの価格差は内装やエキップメント機能によるものなんだろうけど、王道セダンのカムリに対して、2018年にFMCした五代目アバロンのデザインは精悍でクーぺルックに変わり、5m級モデルとしては世界屈指の造形と「スペシャルティカー」らしい伸びやかさがある。
右ハンドル国でも売ってくれ!!
ベース車が販売されてない市場にいきなり「GRアバロン」です!!ってのもなんか変だし、何がどう変わっているのかわからない。2代目は日本にも導入されたけど、3代目からは北米&中国での現地生産のみで左ハンドルモデルしか作られていないようだ。せっかくの好デザインなのだから、改めて右ハンドル国へのアプローチを開始しても良さそうだが・・・。排ガス規制が厳しいイギリスやアイルランドは難しいかもしれないけど、日本(GDP3位)、インド(5位)、オーストラリア(14位)、インドネシア(16位)、タイ(24位)、シンガポール(35位)、香港(36位)、マレーシア(37位)、南アフリカ(38位)、バングラディシュ(42位)、パキスタン(46位)、ニュージーランド(53位)、ケニア(64位)などなど国連加盟国上位1/3だけでもこれだけある。バブル崩壊後の日本メーカーが案外に生き残れたのは、これらの国々のたくましい経済成長があり日本車が高いシェアを持っていたから。そんな地域に素晴らしい右ハンドルのスポーティなグランドサルーンを手頃な価格で販売してもいいのでは!?ベース車はクラウン廃止後に日本市場に導入もあるのだろうか!?