日本でもすでにEVは余裕で乗れる
欧州や中国市場ではなかなかの数字でEVが拡販しているけども、日本や米国ではまだまだ2%くらいの水準だ。結構大きな開きがある。アメリカの様子はよくわからないけど、日本でもすでに相当レベルまでEV所有のハードルは低くなりつつある。近所でもリーフ、i3などをもう数年に渡って運用している家庭もある。東京近郊の都市部ではEVに限った話ではなく、既存のエンジン車であってもある程度の所有のハードルがある。クルマを持つ必要があると感じれば、多少は他のことを犠牲にしてでもお金を用意するのだけど、EVも全く同じで「必要」あるいは「どうしても欲しい」という魅力が備わっていれば、インフラや補助金の有無を調べて導入することは難しくない。
EVの価値は人によって違う
結局のところ「欧州&中国」と「日本&北米」でEV普及率に差があるのは、「EVの相対的な魅力」に地域差があるからだと考えるのが自然だ。ユーチューブなどでEVユーザー達が「EVに乗ったことない人にはわからないと思うけど」を連呼して、その優れた加速性能が持つ中毒性の高さを主張することが多いようだ。他には何かないの!?・・・「加速」以外にあまり強調すべきものはないようだ。「EVに乗ったらもうガソリン車には戻れない」と言いたい気持ちもわからないでもない。例えば日産ノートのガソリン車だと0-100km/hの加速は12秒程度なのに対して、リーフと同じユニットを搭載するノートe-POWERだとそれが8秒まで縮まるのだから、これは体感でもハッキリと感じられるどころか、まるで違うクルマというくらいにゾッとする差でもある。