2台の出来損ないモデル
CX-5と並んでパロディーネタにされているのがハリアーのようだ。日本市場でCR-Vが売れない腹いせなんだろうか。真面目なCR-Vが売れずにチャラいだけのこの2台が売れるのは許せないのかもしれない。この2台に共通しているのは、でかいボデーの鉄の塊は何のヒネリもなく車重1600kg台であり、グレードによってはちょっとかったるい出足を容認している。SUVってスポーティさがコンセプトの中心にあるべきなんだけど、あまり考慮されている様子がない。そして見た目から想像できるままの車内スペース容量にも、何の工夫もない。どこの国のメーカーでもこれくらいのパッケージは仕立てられるだろうし、日本メーカーが得意としてきた「ユーティリティ」なんてスライドドア車でだけ発揮すればいいと思っているようだ。MAZDAは全モデルユーティリティ放棄か!?
本質を失った!?
1981年にレーガノミクスの煽りを受けて、通産省から北米輸出の自主規制が打ち出され、北米で人気だったホンダはまだまだ後発四輪メーカーだったこともあり、輸出枠が十分に割り当てられず、たまらずに北米二輪車工場での「現地生産」を真っ先に開始した。全力で走るホンダに追従して、耐久性、安全性、経済性、ユーティリティ、エンジン性能など全方位で創意工夫を競ってきた日本の自動車メーカーは「ジャパン・アズ・ナンバー1」の体現者であったはずだが、いつからかトヨタとMAZDAは、ちょっとしたアーティスト気取りで「飾り気のない性能」に「小洒落たデザイン」でユーザーを安易に囲い込む「軽業」を駆使するメーカーになってしまった。常に進化の姿勢を崩さないホンダからしてみたら、盟友でもあるトヨタやMAZDAへの「最大限の諫言」として、この露骨なパロディデザインを決断したのかもしれない。お前らいい加減に目を覚ませ!!
資格
新ヴェゼルを横から見るとマツダを見たホンダのそんなのうちでも作れるという若干の怒りが内包されているのを感じます。それでいて中身は圧倒的に広くて使いやすいのだから売れるでしょうね。