素晴らしい機能性
スポーツ自転車を趣味とする人ならば、新型ヴェゼルの跳ね上げ式リアシートは魅力的だろう。ホイールアーチが車内幅を減らさないリアドア部分に、ロードバイクをそのまま搭載することができそうだ。一般的なロードバイクのホイールベースは980mm程度であり、そこから前後に350mmずつホイールが張り出す。同じ跳ね上げ機構を持つフィットだと5ナンバー車幅なのでかなり厳しいけども、ヴェゼルの車幅ならおそらくそのまま搭載可能だ。一回り大きいサイズのCX-5だと、リアハッチでは床面が高くてホイールを付けたままロードバイクを収めることができない。素晴らしいユーティリティの進化だと思うし、ロードバイク搭載車としてCX-5を買ったこともあって余計に気になってしまう。自転車のことだけ考えると、CX-5はさっさと実家に押し付けて、ヴェゼルに乗り換えたいくらいだ。
「ソフトパッド」の時代
ハリアーにも同じことが言えるけど、見栄を張るために無駄に大きなサイズにしたことに満足していて、インテリアの工夫(コスト配分)もやはり安易な所有欲を高めるために、インパネ周りのソフトパッド素材だったり、レザー調素材など肌触りを意識した高品質素材をあれこれ配置すればいいと思っている。AJAJライターから素人ユーチューバーまで、「内装は、ソフトパッドが・・・」なんて同じような視点の持ち主ばかりになった。クルマの基準(正義)はいつからソフトパッド面積になったんだ!?エンジンやミッションすらまともに語れない人が多い・・・。ちょっと言い過ぎかもしれないけど、トヨタやMAZDAの「演出」にクルマを語る連中がほぼほぼ丸呑みされていて、それとは異質のホンダ車は、その美点なんてまともに評価してもられる土俵は用意すらされていない。CX-5やハリアーの質感をそのままBセグで再現し、車内スペース容量もホンダの技術の積み重ねで、小型のヴェゼルの方が使い勝手が良い部分がたくさんある。とりあえずハリアーもCX-5もリアシートを倒して全くフラットな空間なんて生まれない。
資格
新ヴェゼルを横から見るとマツダを見たホンダのそんなのうちでも作れるという若干の怒りが内包されているのを感じます。それでいて中身は圧倒的に広くて使いやすいのだから売れるでしょうね。