あらゆる視点が変わる新型ヴェゼル
ユーティリティを常に考えて進化を遂げてきたホンダから見れば、ハリアーやCX-5のスペース効率など、それこそ「5分で作れる設計」なんだと思う。「MAZDAのディーゼル」「トヨタのHV」の影に隠れて、あまり認知されてないけどホンダの「e:HEV」はモデルが1世代進めば、駆動モーターが1つ増えているくらいの進化を遂げている。ほとんどの領域でシリーズハイブリッドとして走行するシステムで、エンジン直結の効率が高まる領域ではエンジンを使う設定。おそらくそのまま給電口を付けてバッテリー容量をちょっと増やせばPHEVになるのだろう。欧州、中国、北米の段階的な規制にも十分に対応した未来志向で、ドライビング&加速フィールも豊かな素晴らしいユニットだ。
SUVなんていらねー
欧州メーカーがエンジン開発を次々と凍結(再び熱効率50%超を目指す次世代リーンバーンエンジンの開発が始まったとの噂も)され、GMからもエンジン開発を丸投げされるようになったホンダにとっては、同じ土俵で闘うライバルは、もはやトヨタやMAZDAくらいなものだ。共に競い合ってBEVでは届かないくらいにとんでもなく高い熱効率のエンジンを作る必要があるのに、前近代的で自己満足な「彫刻&モダンリビングSUV」を作って満足している場合じゃない。オシャレなクルマを作っていれば短期的には利益が上がるだろうけど、トヨタもMAZDAも内燃機関で勝負できる領域がまだまだ残されていると信じるのであれば、歩みを止めてはいけない。いっそのことこんなバカバカしいSUV競争なんてヤメてしまおう!!・・・そんなホンダの「魂の叫び」が新型ヴェゼルに漂っている気がする。(全てフィクションです)
資格
新ヴェゼルを横から見るとマツダを見たホンダのそんなのうちでも作れるという若干の怒りが内包されているのを感じます。それでいて中身は圧倒的に広くて使いやすいのだから売れるでしょうね。