客単価300万円以上！！
MAZDAに限らず、トヨタ、ホンダ、日産、スバルなど他のメーカーにも言えることだけど、近年の日本車はやたらと「高級」だ。ベースモデルの本体価格が270万円くらいかそれ以上のクルマなら、実に「優雅」な気分になれる。270万円のスタート価格で、ここから少なくとも10万円以上するセットオプションを追加させ、諸経費を込みで350〜400万円くらいのパッケージで売るイメージが、多くの日本メーカーの定番の戦略なのだろう。かくいう私もそんな日本メーカーの戦略のど真ん中のクルマを「無自覚」に買わされた感じだ。この記事のクルマ選びに関する内容は全て後付けだ。とりあえずロードバイク積載や、安全装備の充実などいくつかのポイントは確実に押さえていて、かつ乗り心地や操作感も納得できるレベルなので買ってとても良かったのだけど・・・。
セダンが売れない理由
30〜40歳代の夫婦が共稼ぎでそれぞれ600万円だとすると、世帯年収は1200万円であり、購入するクルマの目安の価格が400万円(年収の３分の１)くらいとか言われている。この「モデルケース」でCX-５、RAV４、エクストレイル、フォレスターあるいは、ミドル以上のミニバンが良く売れている。それに対してセダンやスポーツカーは「世帯所有」というより、お父さんだけの「個人所有」のイメージが強くなってしまい、あまり購入に前向きになれない時代なのかもしれない。一人で1500万円くらい稼いでいる逞しいお父さんは、往々にして日本メーカーのセダンにはあまり関心がないだろうし・・・。SUVが売れて、セダンが売れない図式はおそらくコレだ。